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3月13
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2019/03/13【印パの交戦で見えてくるもの】
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先月、半世紀ぶりにインド・パキスタン両国の戦闘機同士の交戦があり、インド軍機が撃墜されました。 撃墜されたインド軍機は、「MiG-21」という旧ソ連で60年以上も前に開発が始まった機体で、インドがその発展型の機体を導入し、更に近代化を行って使用していたものですが、ひいき目に言っても旧式の機体です。 一方、インド軍機を撃墜したパキスタン軍機は、機種が不明でしたが、どうやら米国製の「F-16…
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3月12
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2019/03/12【米軍駐留経費は破格値!?】
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トランプ政権が同盟国に対し米軍の駐留経費の負担増を求めているとする報道について、政府は「現在の駐留経費は両国の合意に基づき適切に分担されている」との認識を示しました(※)。 つまり、日本として負担額は妥当との認識です。 しかし、30年度の日本側の負担額は2千億円弱です。 対して、日本の防衛費は5兆2千億円弱ですから、防衛費の4%程度の負担で世界最強の米軍が用心棒として我が国の安全保障に…
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3月11
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2019/03/11【防災は国防にも直結する有効な投資】
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3月11日で東日本大震災から8年となりました。 死者行方不明者が1万8千人を超え、関連死を含めると2万人を超えた未曾有の大災害から得られた教訓を大切にしなければなりません。 その教訓の1つが、普段から防災への準備を怠らないということです。 特に、防災インフラへの投資は、優先されるべき政策の1つではないでしょうか。 にもかかわらず、大震災でインフラ投資の重要性が見直されたものの、バ…
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3月10
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2019/03/10【国としての一体感の強化を】
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大阪の地方自治が混乱しているようです。 4年前に橋下前知事のもと住民投票で否決された大阪都構想を、再度掲げて知事になった松井氏が、現状を打開しようと大阪市長とともに大阪府・大阪市のクロス・ダブル首長選に打って出たためです。 確かに、大阪府と大阪市の二重行政による非効率な部分を是正する必要性は感じますが、一度否決された住民投票を、再び行うことにどれだけの大義があるのか疑問です。 これでは…
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3月09
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2019/03/09【“遅かった”とならないために】
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アインシュタイン博士の未公開のノートや手紙が初めて公開され注目を集めています。 その中で、「ドイツの軍備増強は極めて危険だが、ヨーロッパ各国はいまになってようやく真剣に捉え始めている」という記述が見られるとのことです(※)。 第2次世界大戦勃発前の世界情勢を反映しており、ナチスが軍備増強・覇権拡大を進めているにもかかわらず、ヨーロッパ各国が楽観的に捉えてナチスへの対応が遅れたことを嘆いている…
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3月08
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2019/03/08【中国も先進国並みに法治の徹底を】
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中国の通信機器大手ファーウェイは、安全保障上の脅威を理由に自社製品の使用を禁じた米国政府の措置は、米国憲法に違反するとして米国内で訴えを起こしました。 ファーウェイは、米国政府が自社を脅威とする証拠を示していないうえに、弁解の機会も与えられていないなどとしています。 これについて、中国政府もファーウェイの動きに支持を表明しています。 一方で、中国政府は反スパイ法に基づき外国人を次々と逮…
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3月06
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2019/03/07【国の借金を減らすにはコツコツと働くこと】
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3月1日から2日にかけてのいわゆる「深夜国会」で、国会職員の超過勤務手当の額が2千万円余りにのぼったとのことです(※)。 政府の進める働き方改革に逆行する動きとして批判する人もいます。 確かに、先の深夜国会は、法律の中身の議論をしたというよりは、与野党間の駆け引きで審議が真夜中にまで及んだものであり、税金を無駄に使ったと言われても仕方のない一面があるかもしれません。 しかし、一律に超過…
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3月05
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2019/03/06【透明性を求めるだけでは中国の軍拡は止まらない】
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中国の全人代が開幕し、今年の経済成長目標を6.0~6.5%と発表しました。 この数字は昨年を下回るもので、中国経済の減速傾向を一層鮮明に物語っています。 一方で、中国の国防費は7.5%増と、伸び率は鈍化傾向にあるものの、依然として高い水準を維持しています。 日本円に換算すると19兆円余りとなり、日本の来年度の防衛費が5兆円余りですから、3倍以上の開きがあることになります。 これに…
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3月05
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2019/03/05【武士道の国であるならば】
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幸福の科学の大川隆法総裁は、台湾で講演を行い多くの聴衆が参加しました。 その模様はThe Liberty Web(※1)に詳しいのですが、台湾の大手新聞も好意的に伝えています(※2)。 大川総裁は、この講演で台湾の将来について様々な観点で語りましたが、その中で日本人として強く心に残った言葉があります。 それは、日本が台湾と国交を断絶したことについて「私は非常に恥ずかしいことであると感じ…
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3月04
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2019/03/04【米軍の存在を投資の視点で考える】
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沖縄の県民投票を受けて玉城知事は、米海兵隊の県外移転、とりわけ海外への移転を強く迫る姿勢を見せています。 ゆくゆくは沖縄県からの米軍の撤退を目指しているのではないでしょうか。 一方で、中国は、軍事力を増強し続け、海を越えて台湾に武力侵攻する能力を高めることを公言しています。 また、中国は1970年代になって突然、沖縄県の尖閣諸島を自国の領土だと主張するようになりましたし、近年では中国政…