新型コロナウィルスの起源について、今度は、国のエネルギー省が、中国武漢の研究所から流出した可能性が大きいとの判断を示したとのことです(※)。
米国の政府機関内では、自然発生説も支持されているものの、複数の政府機関が研究所流出説の可能性を否定しない形となっています。
ウィルスの発生当初、当時のトランプ大統領が研究所流出説を示した際は、反トランプメディアを中心に「陰謀説」のレッテルを貼りました。
しかし、自然発生説でさえ中国政府から十分な根拠が示されていた訳ではありませんでしたし、状況証拠だけを見れば研究所流出説も十分に考えられるものでした。
当時は、トランプ大統領の発言は端(はな)から否定する一方で、中国を擁護するような異常な雰囲気がありました。
今では研究所流出説の可能性があることを報道するようになったことは評価すべきですが、一方で生物兵器説については否定的な報道が目立ちます。
しかし、そもそも中国の研究機関は軍との境界が曖昧ですから、生物兵器説ではないと言い切ることはできないはずです。
ウィルス感染拡大の状況を見れば、中国以外の国の死者数は6百万人を大きく超え、米国を始めとした民主主義国の国力は落ち、結果として、より反中のトランプ大統領の再選を阻止したことになります。
この状況をウィルス戦争と言わず何というのでしょうか。
そう考えると、ウィルスの出自の真相が見えてくるのではないでしょうか。
※:https://www.cnn.co.jp/usa/35200566.html