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11月02
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2019/11/02【英国のEU離脱への期待】
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英国のEUからの離脱協議が難航しています。 日本では、「なぜEUから離脱したいのかよくわからない」といった声も多いようです。 実は、EUから離脱したほうが、経済政策の自由度が上がり、経済発展する可能性が高いのです。 英国にとっては、対EU貿易額では、輸入が輸出を上回っているので、現在は貿易赤字なのです。 そもそも、国の規模や文化も違う国同士が、単一の政策で経済を運営することには無…
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10月31
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2019/10/31【発言批判よりも政策の中身の議論を】
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「身の丈」や「雨男」など、閣僚の発言が問題となっています。 公職に就く者は発言に慎重であるべきことはもちろんです。 しかし、発言した閣僚が、普段から教育格差の固定化を容認したり、苦しむ被災者を揶揄する意図で発言したり、といった訳ではないことは明らかなのですから、辞任まで求めるのは如何なものでしょうか。 それよりも、発言した閣僚の反省を促したうえで、政策の中身の議論を深めたほうがよほど建…
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10月29
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2019/10/29【人治を超える神の正義の大切さ】
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ペンス米副大統領は、過日、中国について演説を行いました。 演説は中国にとって厳しいものだったので、中国は猛反発していますが、その内容は他の国の政府が言いたくても言えない極めてまっとうなものでした。 まさに米国の正義を体現しているかのようでした。 ペンス副大統領は、就任時に自らについて、「キリスト教徒であり、保守であり、共和党員だ」という旨を語っていました。 これについて、一部マスコミ…
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10月27
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2019/10/28【海外にまで及ぶ中国の検閲】
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企業が様々な社会問題に対して意見を表明することはよくあることです。 地球温暖化、難民・移民問題などがその典型です。 これらの問題には賛否両論があるにもかかわらず、主にリベラルな立場から意見を表明しているように思います。 一方、香港市民のデモや、ウイグルでの弾圧、それに台湾問題について、意見表明をしている企業はほとんどありません。 これらの問題で、「自由・民主・信仰」という価値観を制限…
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10月25
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2019/10/25【宗教的存在としての皇室の大切さ】
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天皇陛下の即位の礼がつつがなく執り行われました。 心よりお祝い申し上げるとともに、日本人として長きに渡る皇室の伝統を誇りに感じます。 今回の即位の礼は、国事行為として行う儀式と、そうではない儀式があります。 これについて、ある報道機関が「政教分離の規定があるから」とし、「特定の宗教への信仰を助長しないため、宗教性の高い儀式に国は関わらない」とその理由を説明していました。 しかし、…
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10月23
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2019/10/23【もっと中国のマスコミへの警戒を】
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中国では、記者や編集者を対象にした政治思想についての試験が始まっています(※)。 党中央宣伝部は、この試験を受けなければ記者証を発行しないと言明しています。 習平主席や中国共産党への忠誠心を試すことがその目的とされ、試験に使用する「学習強国」というアプリにはスマートフォン内のデータを窃取する機能があることが、米独機関の調査で判明したとのことです。 こうしたことから中国の報道機関の役…
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10月21
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2019/10/21【自国の船は自国で守る体制を】
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政府は中東地域に護衛艦を増派し2隻体制とする方針です。 既に海賊対策としてソマリア沖に派遣している1隻に加え、防衛省設置法の調査・研究の規定に基づきホルムズ海峡より東側の海域に派遣し、米国の主導する有志連合には加わらないとのことです。 米国を立てつつ、イランを刺激しない苦肉の策と言えそうです。 ただ、こうした派遣方針で本当に自国の船舶を守れるのか、その実効性に疑問が残ります。 本…
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10月20
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2019/10/20【消費税アップ。わずか2%、されど2%】
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消費税が上がって3週間が過ぎようとしています。 国内の景気判断が5カ月ぶりに下方修正される中、消費増税の景気への悪影響が懸念されています。 これに対し、「今回の消費増税幅は2%であり、10万円消費しても税負担は2千円のアップにすぎないので、景気悪化は感覚や気持ちの問題だ」という声もあるようです。 しかし、長年に渡って賃金がほとんど増えていない日本の経済状況では、「わずか2%のアップ…
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10月20
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2019/10/19【GAFA解体論、その前にすべきことは】
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米大統領選の民主党の指名争いでは10人以上が立候補していますが、その中で左派といわれる人を中心に巨大IT企業解体論が浮上しています。 GAFAなど巨大IT企業には、膨大なデータを保有するなどして力が集中しており、新たな権力者として民主主義を脅かす存在になる恐れがあるなどの声もあることは事実です。 ただ、国際間の競争が激化する中で、GAFAなど力のある米国企業だけを標的に解体を進めると…
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10月17
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2019/10/18【唯物論国家からとやかく言われる理不尽さ】
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靖国神社の秋の例大祭に合わせて、安倍内閣から衛藤一億総活躍担当大臣が参拝し、安倍首相も真榊を奉納しました。 これに対し中国は、「日本の軍国主義が対外侵略戦争を発動した象徴であり、重大な罪責を負う14人のA級戦犯を祀っている」として批判しました(※)。 しかし、靖国神社は、その前身が明治2年に建立されて以来、基本的に国に殉じた御霊を祀る宗教施設です。 ですから、中国の言う侵略戦争の象…