靖国神社の秋の例大祭に合わせて、安倍内閣から衛藤一億総活躍担当大臣が参拝し、安倍首相も真榊を奉納しました。
これに対し中国は、「日本の軍国主義が対外侵略戦争を発動した象徴であり、重大な罪責を負う14人のA級戦犯を祀っている」として批判しました(※)。
しかし、靖国神社は、その前身が明治2年に建立されて以来、基本的に国に殉じた御霊を祀る宗教施設です。
ですから、中国の言う侵略戦争の象徴ではありません。
A級戦犯も、事後法により公正な裁判手続きを経ずして確定したものでありますし、その戦犯も日本がサンフランシスコ講和条約により国際復帰した際に名誉が回復されています。
そして、その後にA級戦犯であった方の御霊が合祀されたものです。
こうしたことから、日本政府は中国の批判に対し、いわれの無いものであるとキチンと反論すべきと考えます。
そもそも霊を祭るという極めて宗教的・霊的な行為に対し、唯物論国家がとやかく言う筋合いがあるのでしょうか。
靖国神社に関わる中国の批判は、内政干渉に他なりませんし、外国が日本国内の信教の自由を脅かすことにもなりかねません。
※:10月17日付産経新聞https://www.sankei.com/world/news/191017/wor1910170028-n1.html