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2019/10/25【宗教的存在としての皇室の大切さ】

 天皇陛下の即位の礼がつつがなく執り行われました。

 心よりお祝い申し上げるとともに、日本人として長きに渡る皇室の伝統を誇りに感じます。
 

 今回の即位の礼は、国事行為として行う儀式と、そうではない儀式があります。

 これについて、ある報道機関が「政教分離の規定があるから」とし、「特定の宗教への信仰を助長しないため、宗教性の高い儀式に国は関わらない」とその理由を説明していました。
 

 しかし、憲法の政教分離の規定は、戦前戦中の反省から、国が宗教に介入すること、あるいは関与することを排除するのが主旨です。

 これは内閣法制局も認めている見解であり、信仰の助長云々とは少し主旨が異なります。
 

 そもそも、天皇は極めて宗教的な存在ですから、天皇が関わる全ての儀式から宗教性を取り除いてしまうと、天皇の存在自体が揺らいでしまうことにもなりかねません。

 皇室は、長い歴史を持つ日本の国柄そのものに他ならないわけですから、宗教的・文化的存在としての皇室を尊重すべきと思います。

 【参考】:10月22日付幸福実現党プレスリリース「即位礼正殿の儀にあたって(党声明)」https://info.hr-party.jp/press-release/2019/10195/