天皇陛下の即位の礼がつつがなく執り行われました。
心よりお祝い申し上げるとともに、日本人として長きに渡る皇室の伝統を誇りに感じます。
今回の即位の礼は、国事行為として行う儀式と、そうではない儀式があります。
これについて、ある報道機関が「政教分離の規定があるから」とし、「特定の宗教への信仰を助長しないため、宗教性の高い儀式に国は関わらない」とその理由を説明していました。
しかし、憲法の政教分離の規定は、戦前戦中の反省から、国が宗教に介入すること、あるいは関与することを排除するのが主旨です。
これは内閣法制局も認めている見解であり、信仰の助長云々とは少し主旨が異なります。
そもそも、天皇は極めて宗教的な存在ですから、天皇が関わる全ての儀式から宗教性を取り除いてしまうと、天皇の存在自体が揺らいでしまうことにもなりかねません。
皇室は、長い歴史を持つ日本の国柄そのものに他ならないわけですから、宗教的・文化的存在としての皇室を尊重すべきと思います。
【参考】:10月22日付幸福実現党プレスリリース「即位礼正殿の儀にあたって(党声明)」https://info.hr-party.jp/press-release/2019/10195/