7月
31

2019/07/31【もう少しで中国公船が日本の領海内を調査するところだった!?】

 近年、中国の海洋調査船が、国連海洋法条約に反して、許可なく日本の排他的経済水域内などで調査活動を行い問題となっていますが、そうした違法な調査を行っていた調査船と同型の中国船が、日本国内の港に入港していたことが明らかになっています(※)。  問題の船は、中国の海洋地質調査局に所属する海洋調査船で、日本国内の民間会社の委託を受けて、洋上風力発電建設のために秋田県沖の日本領海内で海底の調査など行う目的…

7月
30

2019/07/30【ト政権が進める「核を使用させないためにすべきこと」とは】

 かねてより新型の核兵器開発を進めるトランプ政権が、内外のマスコミから批判にさらされています。  特に、威力を弱めた核弾頭の開発は、核兵器が通常兵器の延長と位置付けられ、その使用基準が引き下げられるのではないかと懸念されています。    ただ、超小型の核弾頭や、威力が限定的な核弾頭の開発は、既に旧ソ連時代から行われているとされ、スーツケースに収納できる核弾頭の存在もささやかれています。  もちろん…

7月
28

2019/07/29【野外フェスで移設反対を訴える前に中国の横暴への批判を】

 沖縄県の玉城知事は、新潟県で開かれた大規模な音楽イベント「フジロックフェスティバル」に参加し、普天間基地の辺野古移設反対を訴えました。  玉城氏は主催者側の招きに応じて参加したとは言え、自治体の現職首長が賛否ある問題について、一方的な主張を展開する姿には少なからず違和感を覚えました。  先に発表された中国の国防白書からも分かるように、中国は軍事拡張路線の手をゆるめようとはしません。  中国の触手…

7月
28

2019/07/28【再稼動に関わらず安全対策費が増えれば電気料金が上がる可能性が】

 東京電力柏崎刈羽原発の再稼動に向けて、その安全対策費用が1兆1千億円以上にまで膨らむ見通しとなりました。  これは、新規制基準によるテロ対策などの費用が増大したためです。    原発に反対する立場からすると、規制基準の強化で原発の再稼動を難しくすることは、歓迎すべきことなのでしょうが、対策費用が膨らむということは、再稼動しようがしまいが、その費用が電気料金に転嫁され、私たちの生活を圧迫するという…

7月
27

2019/07/27【竹島上空に防空識別圏の設定検討を】

 今年4月から6月期の航空自衛隊による中国機へのスクランブル回数が過去2番目の多さだったとのことです。  中国軍機による日本周辺での活動は引き続き活発で、警戒監視の手を緩めるわけにはいきません。  この空自機によるスクランブルは、我が国の領土・領海に無許可で侵入しようとする航空機などに対して行うものであり、原則として領土・領海の外側に「防空識別圏(ADIZ)」を設定し、そこに接近する航空機に対し実…

7月
25

2019/07/25【5割に満たない投票率で民主主義は機能していると言えるのか】

 今回の参院選では、与党が勝利した形になりました。 国民が安定を望んだ結果とも言えますが、与党の勝利で消費増税の予定通りの実施が濃厚となったので、このままでは「経済の低迷」という不安定な状況が懸念されます。  気の早いマスコミは、早速、今回の参院選の比例代表結果を衆院選に当てはめて、与党で3分の2を超える議席になると試算しています。  今回の選挙結果が、そのまま次期総選挙に反映されるわけではないの…

7月
24

2019/07/24【日本が懸念すべき中露の軍事関係強化】

 竹島周辺の日本領空で、領空侵犯をしたロシアの早期警戒管制機に対し、韓国軍の戦闘機が警告射撃を実施しました。  露軍機の領空侵犯は問題ですが、我が国の主権をないがしろにする韓国軍機の行為も看過することはできません。  日本政府は、ロシアと韓国に対し抗議しましたが、それは当然の行為です。  ただ、今回の領空侵犯で注目すべきは他にもあります。  それは、領空侵犯をしていないものの、同じ空域に露軍の爆撃…

7月
22

2019/07/23【万一の事態を事前に考えるのが国防の鉄則】

 半導体関連材料の韓国への輸出優遇措置撤回に関する一連の問題は収束の兆しがありません。  「韓国から北朝鮮への横流し疑惑」に対して、韓国側は事実ではないと猛反発しています。  問題となっている材料は、「フッ化水素」といわれるもので半導体の製造に不可欠なものですが、核開発にも使われる材料とのことです。  そもそも、日本政府がそのような懸念を韓国側に伝えているのか定かではありませんが、近年、フッ化水素…

7月
22

2019/07/22【ますます期待が高まる幸福実現党のオピニオン】

 今回の参院選では、与党が改選過半数を上回りました。  選挙前に、忖度発言などで自民党側に度重なる失点があり、更に、全ての1人区で野党統一候補を擁立したにもかかわらず、野党側は与党を追い詰めることができませんでした。  結局、既成政党は与党に代わる選択肢を示せなかったことになりますが、特に、最終的な目指すべき方向が異なる政党同士による野党共闘は、有権者の選択肢を奪ったことになったのではないでしょう…

7月
21

2019/07/21【国防は全ての論点に先立ってあるべき】

 子供の頃、「憲法9条があるから日本は平和なんだ」と学校で教わった記憶があります。  しかし、現代史を勉強すると、自衛隊や日米安保が抑止力として機能している現実を知りました。    仮に、自衛隊や日米安保が無い状態で日本の平和が維持できたのであれば「9条のおかげ」といえますが、現実はその反対です。  日本の周辺に覇権主義国家が存在している以上、9条だけで平和を維持できません。    実際、冷戦時代…