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3月23
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2021/03/23【時代の変化に合わせて憲法を柔軟に改正するという考え方】
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同性婚を認めないのは憲法違反だとする判決が札幌地裁で言い渡されました。 現在、我が国では同性婚は認められていません。 その理由は、憲法24条に「婚姻は両性の合意のみに基づく」とあるからとされます。 確かに、この条文の字面だけを素直に読めば、両性とは男性と女性との意味に解釈できるので、同性婚を禁止していないまでも、同性婚を認めているとまでは言えないように見えます。 今回の判決では、24条は…
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3月21
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2021/03/21【日米同盟強化も自主防衛力強化を怠ってはならない】
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日米の外務・防衛閣僚協議(2プラス2)が開催され、日米同盟を強化することで一致しました。 米国の新政権発足後も、中国の動きを念頭に日米同盟の重要性を確認できたことは、日本だけでなく東アジアの安全保障にとっても評価ができるものです。 ただ、米国は「日本の尖閣諸島も日米安保の適用範囲内」としているものの、領土問題には与せず、あくまでも「尖閣諸島が日本の施政下にあるから適用する」との考えを…
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3月18
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2021/03/18【人道や倫理に反する行為がなぜ行われるのか】
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スポーツの世界にはルールや規則・規定があります。 それらを守っているからこそ、公正、公平な競技が成り立つからです。 例えば、ドーピングはルール違反です。 薬物により、筋肉を増強したり持久力を高めたりして勝利しても尊敬に値しませんし、その選手自身の健康にも悪影響があります。 一方で、軍事の世界ではこうしたルールが明確ではありません。 戦争は総力戦なので、ある意味で「勝者が正義」と…
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3月11
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2021/03/11【国連が健康被害の可能性が低いことを認めたのであれば】
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本日3月11日で東日本大震災から10年を迎えました。 犠牲となられました方々に対し、心よりの哀悼の意を表するとともに、ご遺族の方々に心よりお悔やみ申し上げます。 そして、被災された多くの方々に衷心よりお見舞い申し上げます。 震災から10年、今なお避難生活を余儀なくされている方々もおられます。 こうした中、国連の放射線影響科学委員会(UNSCEAR)は、福島第一原発の事故について「…
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3月11
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2021/03/11【必要なのは「勇気」や「希望」を与えること】
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米国の動物園でオランウータンやボノボにコロナウィルスのワクチンを接種したというニュースがありました(※)。 ウィルスは動物にも感染することが分かっているため、希少動物を保護することが目的のようです。 ただ、世界中でワクチンが不足している中で、人間よりも動物の保護を優先する姿勢は議論を呼びそうです。 もう一つの議論として、豊かな先進国を中心にワクチンの確保が進む一方で、貧しい国を中心…
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3月10
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2021/03/10【抑止力を担保することを忘れてはならない】
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電気事業連合会は核燃料サイクルの新たな計画を示しました(※)。 しかし、プルサーマル発電の見通しが立たない中で、我が国のプルトニウムの保有量が増えている状況に、核兵器にも転用できるとして反核団体などからの批判が高まっています。 プルサーマル発電は、資源を持たない我が国にとって、安定したエネルギーを得るためには有益です。 国際社会に対しても、「利用目的のないプルトニウムは持たない」と約束…
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3月08
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2021/03/08【官僚への接待だけが問題ではない?】
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官僚への接待が相次いで報じられ問題となっています。 一昔前まではこうした接待は当たり前のように思われていた雰囲気も少なからずありましたが、現在ではそうはいかないようです。 ただ、この件は、接待がダメで、割り勘ならOKという単純な問題ではなく、利害関係者が不透明な形で官僚と会って話をすること自体が問題ということではないでしょうか。 だとすると一つ思い出される件があります。 それは、…
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3月03
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2021/03/02【チベットで何をした?ウイグルで何をした?南モンゴルで何をした?香港でやっていることは、世界から非難されている】
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香港では、民主活動家の黄之鋒(ジョシュア・ウォン)氏ら47人が国家政権転覆罪で起訴されました。 他にも周庭(アグネス・チョウ)氏など若い民主活動家らが投獄されたり、帰国できない状態になったりしています。 また、日本でも不正や環境問題に関して政府に対して声を上げる国民は大勢いますが、仮に、政府を批判するだけで起訴されたり、投獄されたりする事態になったならば、いったいどれだけの人が政府への批…
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2月27
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2021/02/27【経済の先行きは楽観できない】
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日経平均株価は、26日、1,200円以上値下がりしました。 このところの株価は、バイデン政権による大規模な経済出動や、ワクチン接種によるウィルス克服への期待などから、バブル期以来の高値が続いていました。 しかし、実体経済を反映していないとの指摘がある中で、米国の長期金利の上昇に端を発した世界的な株価下落に引きずられる形で、日本でも大きく値下がりしました。 ただ、考えてみれば日本の社会は現在…
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2月25
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2021/02/25【バイデンは強硬姿勢を貫けるか】
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中国は米国に対し、中国製品への関税上乗せなどをやめた上で気候変動などの分野で協力するよう呼びかけました。 それに対してバイデン政権は、否定的な見解を示し、人権や貿易などの問題で中国に譲歩することはないと強調したとのことです(※)。 バイデン政権は発足以降、中国に対して強硬な姿勢を貫いているように見えます。 是非、その姿勢を今後も貫いて、中国共産党による「自由・民主・信仰」という価値観への侵…