米国の動物園でオランウータンやボノボにコロナウィルスのワクチンを接種したというニュースがありました(※)。
ウィルスは動物にも感染することが分かっているため、希少動物を保護することが目的のようです。
ただ、世界中でワクチンが不足している中で、人間よりも動物の保護を優先する姿勢は議論を呼びそうです。
もう一つの議論として、豊かな先進国を中心にワクチンの確保が進む一方で、貧しい国を中心にワクチンが十分供給されていないという現状があります。
ワクチンの全供給量が十分でない以上、ある国がワクチンを確保すると、その分、どこかの国の分が減るという現実があります。
今、ワクチン待望論が沸騰している中で、ワクチンの効果や反作用が不明確なまま、世界中でワクチン争奪競争が過熱しています。
これは、トランプ政権に対して批判の矢が向けられた「自国第一主義」を各国がひた走っているようにも見えます。
そもそも今回のワクチンは、長期的な副作用や効果についての説明が不十分ですから、過剰な期待ができないという声も聞こえます。
こうした状況が起きている根本原因は「死への恐怖」です。
コロナウィルス対策として、本当に必要なのは「恐怖」を取り除き、人々の心に「勇気」や「希望」を与えることです。
コロナウィルスの正体や感染のメカニズム、対処法が書かれた『秘密の法』(幸福の科学出版)の御一読を是非お勧め致します。
※:https://www.cnn.co.jp/fringe/35167444.html