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11月15
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2017/11/15【自治体の長に必要な経営感覚】
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希望の党の小池代表が辞任し、都政に専念する意向を示しました。 辞任の理由は、執行部の誕生を受けて、創業者として責任を一つ終えたからとのことです。 政党を立ち上げることが「創業」と言うのかは分かりませんが、一般的には、「創業」は会社や商店などの事業を立ち上げることです。 はたして、小池氏に事業経営に手腕があったのでしょうか。 小池氏の前任の知事は、都のお金を私的なものに使ったことや、出張…
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11月14
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2017/11/14【防衛装備品の海外輸出の課題】
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部隊配備が始まって間もない新型の国産輸送機「C-2」が、初めて海外の航空展示会「ドバイ航空ショー」に出展されました。 C-2は、現有の国産輸送機「C-1」の後継にあたり、最大積載量はC-1の4倍、航続距離は3倍以上の性能を有しており、海外展開も見据えた様々な場面での活躍が期待されています。 自衛隊ではC-2の導入にあたって、外国製の機体の購入も検討されましたが、大きさや重量が国内で運用するに…
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11月13
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2017/11/13【日中関係改善の思惑の裏で】
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APECが行われたベトナムで日中首脳会談が行われました。 日中の首脳は、北朝鮮問題については非核化に向けて、日中関係については改善に向けて、それぞれ努力することで一致したとされます。 これに対し日本では好意的な報道が目立ちます。 しかし、習近平主席は先の共産党大会で軍拡を念頭に強国建設を宣言し、尖閣諸島では中国船による領海侵犯が常態化しています。 そうした中での“関係改善”は、安倍首相が一方…
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11月11
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2017/11/12【政治家が真実の歴史を語れる国に】
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元環境庁長官の桜井新氏の訃報が届きました(※)。 全国的にはあまり知られていないかもしれませんが、同氏は故田中角栄元首相と浅からぬ関係があり、田中氏が政界引退後も長く国会議員として活躍し、2007年に同氏も政界から引退していました。 桜井氏は、環境庁長官だった1994年に、先の大戦についての自身の認識が問題となって事実上更迭されたことがあります。 同氏は、「日本も侵略しようと思って戦ったの…
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11月11
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2017/11/11【唯物論国家が世界のリーダーになると・・・】
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ベトナムで開催されているアジア太平洋経済協力会議(APEC)では、中国の存在感が増しています。 経済力を高める中国に、アジア各国は安全保障上の懸念を脇に置いてでも、中国にすり寄らざるを得ない状況のようです。 中国の進める一帯一路構想に対して、日本の安倍首相でさえも理解を示すようにまでなっています。 しかし、共産党の一党独裁国家である中国は、世界を牽引するにふさわしいリーダー国家なのでしょうか…
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11月10
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2017/11/10【朝鮮半島への自衛隊派遣と日本の核装備】
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自民党の石破元幹事長は、朝鮮半島有事の際の邦人保護に関して、自衛隊が当たるべきとの認識を示し、物議を醸しています。 有事の際の在韓外国人の保護は、一義的には韓国政府が責任を持つべきものですが、“有事”という特殊な事情から、韓国政府に十分な能力が無い場合は、周辺国が支援することもあり得ます。 日本政府としては、在韓米軍を頼りとしていますが、米軍に余裕が無い場合は、自衛隊が邦人保護にあたるべ…
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11月09
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2017/11/09【病院にも経営感覚を】
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全国の病院全体の経営状況は、昨年度、4.2%の赤字となり、過去3番目の低さだったとのことです(※)。 こうした状況を受けて、日本医師会などによる診療報酬の値上げ圧力が強まるとの見方が出ています。 確かに、地方の公立病院の中には慢性的な赤字が続き、閉鎖や診療科の削減を余儀なくされて、地域医療が崩壊する懸念が生じています。 ですから、そうした病院の支援や経営体質の改善が急務となっています…
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11月08
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2017/11/08【経済面での日米の協力は!?】
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対北朝鮮など安全保障面では、蜜月を演出した日米首脳ですが、経済面では必ずしも蜜月とは言えないようです。 トランプ大統領は今回の訪日で貿易赤字の是正を求め、安倍首相はこれに応じる形で米国製兵器の購入に言及しましたが、その後、政府は防衛装備品の調達は計画に基づいて実施するとし、国内産業に配慮して大幅な米国製兵器の輸入増加を否定し、火消しに回っています。 日本政府としては、あくまでもTPPを主体と…
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11月07
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2017/11/07【日米同盟の深化と同時に】
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トランプ大統領の足元は決して盤石とは言えず、内外で批判にさらされています。 しかし、日本は、トランプ大統領に対する批判がほとんどない数少ない国の一つです。 北朝鮮問題だけでなく、その先の中国の脅威を踏まえれば、日米同盟は極めて重要ですので、日米首脳間の親密さに加えて、トランプ大統領の訪日を、好意的に受け入れる日本の世論の存在も大切です。 こうした日本の状況を形成したのには、大統領の就任前から…
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11月05
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2017/11/06【今の政治には武士の気概が足りない!?】
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トランプ大統領は、訪日に先立ち、北朝鮮によって日本列島を飛び越えた弾道ミサイル発射に関して、「日本は北ミサイルを迎撃すべきだった」、「武士の国なのに理解できない」などと述べていたことが話題になっています。 このトランプ大統領の発言に強く共感する人も多いのではないでしょうか。 先の北朝鮮の弾道ミサイルは、1発のみの発射であり、飛行コースや高度などから、少なくともイージス護衛艦のSM3により迎撃可…