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2017/11/06【今の政治には武士の気概が足りない!?】

 トランプ大統領は、訪日に先立ち、北朝鮮によって日本列島を飛び越えた弾道ミサイル発射に関して、「日本は北ミサイルを迎撃すべきだった」、「武士の国なのに理解できない」などと述べていたことが話題になっています。

 このトランプ大統領の発言に強く共感する人も多いのではないでしょうか。
先の北朝鮮の弾道ミサイルは、1発のみの発射であり、飛行コースや高度などから、少なくともイージス護衛艦のSM3により迎撃可能でした。

 これに対し、日本政府は領土領海に着弾する恐れがないと判断し、あえて迎撃しなったとしています。

 しかし、政府は、SM3の迎撃成功率は100%ではないことから、万一、打ち漏らした場合の安全保障上・政治上の影響を考慮して、事なかれ主義的な判断に至ったと見られています。
これでは、北朝鮮が高をくくり、日本に武士の気概が無いと思われても仕方がありません。

 実際の現場の自衛官は、国や国民を守るために覚悟ができているという声を聞きます。
専守防衛の建前のもと、必要な法制度が整っていないために、最初に撃たれるのは自分達であると分かっていながら、日々国防の任に就いている自衛官は正に武士であるといえます。

 であるならば、日本を統べる政治家に武士の気概が足りないのではないでしょうか。

 もちろん、米海軍の第7艦隊も、海自のイージス護衛艦と同等以上の装備を持ったイージス艦が展開していますが、実際に日本の領土領海に主権を有しているのは、あくまでも日本であり、米国ではありません。

 そうした中で、実際の防衛任務も米国に任せきりで、憲法を含めた法改正などの日本の防衛体制を整えることもなく、主体的に自国を守るという気概が感じられない日本の政治は、変わらなければならないと思います。

 相手が悪意を持って向かってきた事態に、自らは戦いは望まないけれども、こちらの警告を聞かないのであれば、全力で守るべきものを守るというのが、“本当の武士の姿”ではないでしょうか。