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2月24
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2018/02/24【勤勉に働くことは悪いことではない】
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23日は月末最後の金曜日で、いわゆる「プレミアムフライデー」でした。 政府などが主導して、導入からちょうど一年経ちますが、最近ではすっかり話題に上らなくなった感があります。 月末の金曜日に早期に退社して、空いた時間を消費に回してほしいという目論みですが、政府が主導するこうしたキャンペーンはだいたい成功しないように思われます。 政府が率先して国民に対して「そんなに働くな」と言っているよう…
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2月23
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2018/02/23【単発か双発か】
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青森県の在日米軍三沢基地を離陸したF-16戦闘機が、エンジンの不具合に見舞われ、機体を軽くするために外部燃料タンクを湖に投棄するという事件がありました。 当時、湖では数艘(そう)の漁船が操業しており、一部のマスコミなどからは、「米軍による安全を顧みない行為であり、全国どこでも起こり得る」などとして批判が上がっています。 しかし、毎時数百キロメートルの速度で飛行する戦闘機から、湖に浮かぶ小さな…
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2月21
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2018/02/22【消費税の巧妙な仕組み】
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来年には消費税率が10%にまで増税されようとしています。 政府は、経済指標から戦後最長の好景気が続いているとしていますが、国民はその実感に乏しく、安心して消費にお金を回す雰囲気ではありません。 それにもかかわらず、このまま消費税を増税すれば、日本経済が冷え込むことは明らかです。 しかし、地方自治体や地方議会からは、予定通り消費増税を実施して欲しいという声が根強くあります。 国民の…
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2月21
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2018/02/21【衝突懸念に対して日本は何ができるか】
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トルコ軍とシリア軍が衝突する懸念が高まっています。 トルコ軍は敵対するクルド人勢力を攻撃する為、シリア領内で軍事作戦を展開したのに対し、シリア政府は主権の侵害であるとして、トルコ軍との衝突も辞さない構えを見せています。 中東では、各地で過激派勢力との戦闘が続いており、各国の思惑が入り乱れ代理戦争的な側面もありますが、もしも正規軍同士の本格的な戦闘が開始されれば、中東情勢は一層混乱すること…
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2月19
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2018/02/20【米大統領への批判よりも議論の本質を問うべき】
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トランプ大統領が開催の意向を示しているワシントンでの軍事パレードについて、マスコミなどから批判の声が上がっています。 その理由は、予算の浪費や軍のスケジュールへの影響などが懸念されるからとのことです。 軍事パレードと言えば、北朝鮮や中国など軍事独裁色の強い国家が行うものというイメージがありますが、実は、欧米諸国でも行われています。 各国の戦勝記念や独立記念の際などによく行われており、米…
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2月19
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2018/02/19【基地問題でも活断層が】
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原子炉直下に活断層があれば、現在の安全基準では、再稼動が認められていません。 こうした論理を踏襲したのか、普天間基地の辺野古移設に反対するグループが、辺野古地区の海岸部に活断層が存在するとして、移設中止を訴えています(※)。 「燃料タンクや弾薬庫がある基地の直下で地震が起きれば危険だ」などとしているようですが、要するに「活断層の上に火気厳禁の物品を備蓄した施設があってはならない」ということの…
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2月18
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2018/02/18【資本主義の精神を忘れない】
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日銀総裁人事が注目を集めています。 日銀総裁の人事は国会での承認が必要ですが、政府は黒田氏に続投してもらいたい意向であるのに対し、野党側はすんなりと賛同するつもりはないようです。 政府日銀はインフレ目標を年2%と定めてきましたが、この目標は黒田総裁が就任して5年経つにもかかわらず達成していません。 野党などからは、金融緩和によるデフレ脱却は行き詰っているとして政策変更を求める声があがってい…
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2月17
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2018/02/17【本当に温暖化しているのか?】
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今年の冬は北陸地方を中心に例年にない大雪となっています。 北陸地方に住む知人は、「雪かきをしても、雪かきをしても、降り続く雪にはうんざりだ。その上、この寒さだ。温暖化なんて実感できない」と、ほとほとあきれた様子で話していました。 気象台によれば、この冬の寒さは、太平洋の赤道付近の海水温が下がるラニーニャ現象の影響で、日本付近に大陸からの寒気が流れ込みやすくなっていることが原因とのことです…
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2月16
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2018/02/16【南北融和のその先とは?】
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平昌オリンピックの一連の開会式に関わる行事で、米国のペンス副大統領は北朝鮮の代表団と接触しませんでした。 米国の同盟国である韓国の文在寅大統領の北朝鮮代表団に対する厚遇ぶりとは対照的でした。 これに対しペンス氏は、北朝鮮代表団の金与正氏を無視したことを明らかにしました(※)。 ペンス氏は、「独裁者の妹であるだけでなく、宣伝工作の責任者でもある」とし、「米国民は誰を相手にしているのか…
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2月15
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2018/02/15【高まる中国軍の脅威にどう対処するか】
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現代の航空戦は、戦闘機の戦闘能力の他に、情報収集機能やネットワーク機能の優劣が戦況を左右します。 その中核となるのが早期警戒機(AEW)や早期警戒管制機(AWACS)であり、日米はAEWやAWACSの能力が中国などのそれを上回っているため、戦況を優位に進められると考えられています。 こうした中、中国が新型の長距離空対空ミサイル(AAM)が実戦配備間近という報道がありました(※)。 この種の…