7月
05

2018/07/06【中国はこのまま軍事拡張を続けられるのか】

 中国軍は、排水量1万トンを超える最新鋭の大型駆逐艦を相次いで進水させました(※)。  同艦は、火力やステルス性能、情報処理能力などを強化しているとされ、今後、就役する予定の空母と合わせて、いわゆる空母機動部隊の中核をなすものと見られています。  一方、米軍は、同様に火力やステルス性能、情報処理能力などを強化した先進的な大型駆逐艦の配備を始めましたが、予算縮小の折、想定される戦闘形態が変わったなど…

7月
05

2018/07/05【UFOや宇宙人を研究対象にする時代に】

 UFOに遭遇したことがあるという知人が何人かいます。  知人たちは、遭遇した時の様子を、リアリティを持って語ってくれるので、個人的には信じるに値すると思うのですが、半信半疑の人も多いのでなかなか他人には話せないと彼らは言います。  確かに、広大な宇宙には地球よりも文明が進んだ星があってもおかしくは無いという人は多いですが、科学的に証拠が無い以上、公の場でUFOや宇宙人の存在が議論されることは滅多…

7月
04

2018/07/04【北の無血開城を実現するプロセス】

 北朝鮮の金正恩委員長は、先の米朝首脳会談で事実上の白旗を揚げ、北朝鮮の無血開城を決断したと判断できます(※)。  それを受けてトランプ大統領が、金委員長をほめたことを批判する米メディアもあります。   しかし、アラブの春などで明らかになったように、独裁政権崩壊後の処理は一筋縄ではいかず、混乱を生むことがあり、敗戦処理はその独裁者に委ねたほうがうまくいく可能性があります。    北朝鮮もその例に漏…

7月
03

2018/07/03【島民や旅行者の生命を守るという観点で】

 小笠原諸島返還50周年に当たり、父島に飛行場を作る計画がここに来て注目を集めています。  現在、小笠原諸島に飛行場は無く、父島と東京の竹芝桟橋の間に週1便の定期船があるのみで、所要時間は片道約24時間かかります。    観光振興だけでなく、島民の生活の向上のために空路の開設が度々検討されましたが、空港建設に伴う環境破壊が危惧され、開設計画はとん挫した経緯があります。    今回、東京都の小池知事…

7月
02

2018/07/02【アメリカが台湾との関係を強化】

 米国政府は、台湾での窓口機関に警護のための海兵隊要員の配置を検討していることが分かりました(※)。  米国は、日本と同様に台湾と正式な外交関係が無く、台湾に窓口機関の事務所を設置していますが、正式な大使館ではないため、駐在武官として軍の要員を配置していませんでした。  窓口機関への米海兵隊要員の配置が実現すれば、当然、大陸側の中国が反発することが予想されますが、米台関係に画期的な出来事になります…

7月
01

2018/07/01【事業継承時の相続税の廃止は国富の為には有効】

 今日は、私の身近な話になりますが・・・、知り合いに従業員十数人の企業の80歳近い社長さんがおられます。  後継者が決まらない中で、従業員を路頭に迷わす訳にもいかず、廃業もできない状況でしたが、大手企業に勤めていた御子息がようやく脱サラして事業を継ぐことになりました。  その社長さんは「自分の所は、たまたま家庭の事情で息子が家業を継いでくれることになったが、街の商工会では、後継者が決まっていない7…

6月
30

2018/06/30【今も昔も自助努力が大切】

 政府の教育政策の柱の一つが高等教育の無償化です。  海外では、既に全ての公教育を無償化にしている国もあり、家庭の経済力に左右されずに平等に教育を受けることができるとして評価する向きもあります。    しかし、いくら無償化しても、教育そのものの水準を高めなければ、より高いレベルの教育を求めて塾や私学に通う人が出てきます。  つまり、結局は家庭の経済力によって受けられる教育のレベルに違いが生じてしま…

6月
28

2018/06/29【国防に寄与する技術開発は悪ではない】

 ホンダは、二足歩行ロボット「ASIMO(アシモ)」の開発を取りやめ、介護用など、より実用的なロボット技術の開発に傾注する方針を明らかにしました。    ホンダが初めてASIMOを披露した際は、鉄腕アトムを連想させる人型ロボットとして、世界中を驚かせました。  その後、日本のロボット技術は他の追従を許さないレベルにあると見られていましたが、近年は、他国の追い上げも激しく、米国の「ボストン・ダイナミ…

6月
28

2018/06/28【汚染水からトリチウムの分離に成功】

 福島第一原発の事故により発生した汚染水から、放射性のトリチウムを分離することに成功したと近畿大学が発表しました(※)。  汚染水は溜まり続けており、その処分方法が課題となっていますが、これまでは汚染水から放射性物質の中で唯一トリチウムを分離して取り除くことができませんでした。  トリチウムは放射性物質であるものの、放射線は比較的弱く人間の体内に蓄積されることもないため、希釈して海に放出することも…

6月
27

2018/06/27【EUは中国との貿易をこそ見直しを】

 トランプ大統領がEU製の鉄鋼製品に課した関税に対抗して、EUは米国製の農産品やバイクなどに関税を課すことを決めました。  これに対し、米国のバイクメーカーであるハーレーダビットソン社は、EU向けの製品の製造を米国外に移すことを明らかにしています。    米国の産業を守るために課した関税が、逆に製造業の国外移転を招いたとしてトランプ大統領が批判されています。    しかし、EUの鉄鋼製品の輸入額に…