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6月15
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2018/06/15【他国頼みの日本の取るべき道】
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米朝会談後の記者会見でトランプ大統領は、米韓合同軍事演習の中止の可能性について言及しました。 これを受けて韓国の文大統領も、中止を慎重に検討するとし、中止に反対する姿勢を示しませんでした。 北朝鮮の金委員長を完全に信頼していいのか分からない中、安全保障に直結する軍事演習を中止することは非常に危険な判断であると言わざるを得ません。 ただ、トランプ大統領は、軍事演習の中止を北朝鮮とのデ…
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6月13
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2018/06/14【米朝首脳会談の奥にある人権問題】
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今回の米朝首脳会談では、幾つかの論点に注目が集まりました。 米国にとっては非核化、北朝鮮にとっては体制保証、韓国にとっては朝鮮戦争の終結、そして、日本にとっては拉致問題などに最も関心が集まったのではないでしょうか。 確かにどれも重要な論点ですが、忘れてならないのは抑圧された2千万人以上にものぼる北朝鮮国民の存在です。 トランプ大統領は、今回の会談で北朝鮮の体制保証を約束したと伝えられていま…
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6月13
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2018/06/13【苦しむ北国民を忘れてはならない】
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世界が注目する中で米朝首脳会談が行われました。 会談後に、合意文書が交わされましたが、具体的な内容に乏しく、非核化などの行方は今後の交渉に委ねられることになりました。 今回の会談は、トランプ大統領による金正恩委員長の人物評価の機会という意味合いもあったようですが、会談後、トランプ大統領は金委員長を賢い人物と評したと伝えられているものの、百戦錬磨の交渉人という側面を持つトランプ大統領による本当…
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6月12
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2018/06/13【交渉の行方に予断を持たない】
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世界が注目する中で米朝首脳会談が行われ、合意文書が交わされました。 記者団の前での両首脳の発言や合意文書には友好的な言葉が並び、マスコミの多くも米朝融和を伝えています。 日本のマスコミの中にも、「今回の米朝会談を見ると一年前までは米朝の軍事衝突が差し迫っていたことが信じられない」と伝えるところもあります。 トランプ大統領の言動や米軍の配置を見れば、米国が軍事的な選択肢を排除していなかったこ…
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6月11
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2018/06/12【原発必要性の説明はもっと国が前面に】
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原発再稼動の是非が争点の1つとして注目された新潟県知事選挙が行われ、与党が支援した候補者が、野党5党が推す候補者を僅差で破り当選しました。 与野党が激突した今回の選挙戦では、当初は与党系候補者が再稼動を容認、野党系候補者は再稼動に反対という位置付けと見られていました。 その後、与党系候補者が再稼動に慎重な姿勢を強め、両候補者で原発に対する姿勢に大きな違いが見られないようになりました。…
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6月11
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2018/06/11【レスパイトケアの推進】
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現在の介護の流れは、社会保障費の増大を少しでも抑制するために、病院などの医療施設での介護から在宅での介護を勧めるようになっています。 愛する肉親と自宅で過ごせることは家族にとってこの上ない喜びですが、同じ健康状態の要介護者であっても、物理的な体制などから、一概に在宅での介護を勧めることはできないのが実情です。 中には、無理をしてでも自宅で介護をしている人がいる一方で、自宅での介護が十分できる…
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6月10
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2018/06/10【セキュリティ対策への意識を高める】
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米軍が開発中の超音速対艦ミサイルなど潜水艦作戦に関する機密情報が中国に盗まれたとの報道がありました。 開発に関わっている民間企業が狙われたとされ、盗まれた情報量は少なくなかったようです。 米軍が海外で軍事展開する際の柱は空母機動部隊ですが、中国は長年、この空母を主体とした米国の水上艦艇を攻撃する兵器の開発に力を入れてきました。 一方、米軍の対艦攻撃兵器は、「ハープーン」と呼ばれる亜音速…
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6月09
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2018/06/09【対北は米大統領の〈本心〉を支持すべき】
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韓国の国防相がアジア安全保障会議で、小野寺防衛相に対し「北朝鮮を疑い続けては対話に支障が出る」とし、「大胆な決断を下した北朝鮮を理解してほしい」とも述べました(※)。 同国防相はその後の記者会見で、なぜ北朝鮮を信頼できるのか尋ねられましたが、明確な根拠を示さなかったとのことです。 つい一年前までは、幾度も日米韓を恫喝していた北朝鮮が、今年に入り急に融和路線に転じました。 この心変わりの…
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6月07
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2018/06/08【台湾の防衛力は民主主義と自由の後ろ盾】
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台湾は、大陸側の中国軍の侵攻を受けた際に、奪われた空軍基地を奪還する訓練の様子を公開しました。 台湾軍は、小さな島国でありながら、強大な中国軍に抗し得る戦力を備えているとされます。 しかし、台湾軍の兵器の更改が遅々として進まない一方で、中国の軍備は急速な勢いで進んでおり、台湾海峡の軍事バランスは、大陸側に傾きつつあるとの見方が一般的です。 これは、中国が力ずくで台湾を奪うことが可能…
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6月06
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2018/06/07【日本こそ欧米とロシアの仲裁役を】
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イタリアのコンテ首相が、EUに対しロシアへの制裁の見直しを求めていく方針を明らかにしました。 コンテ首相が率いるイタリアの新政権は、ポピュリズム政権としてEUから警戒されていますが、見方を変えれば、ロシアとの関係改善を目指す同首相の方針は一つの見識と考えることができます。 欧米が主導した対ロ制裁は、もともとはウクライナ問題が発端でした。 日本も、中国による東シナ海や南シナ海での力による現状…