6月
09

2019/06/09【「自助努力」の意味】

 老後に年金の他に2千万円を蓄える自助努力が必要とする金融庁の審議会の指針が波紋を呼んでいます。  政府は誤解を招き表現が不適切だったとしていますが、野党などからは「政府が自助努力を促すのは公的な責任を放棄している」などと批判が上がっています。    不足分を補うには、現役時に資産形成をする他に、年金額を上げる、税金を下げる、生涯現役で働き続けられるようにするなどが考えられます。    この内、生…

6月
08

2019/06/08【真の保守政党が必要】

 自民党は夏の参院選に向けて公約を発表しました。  6つの重点項目からなり、一番最初が外交・安全保障となっています。    これまで自民党は経済を最優先としていたのに対して、幸福実現党は立党当初から安全保障の重要性を一番に訴えてきました。  今回、自民党が外交・安全保障を一番に持ってきたことを見れば、幸福実現党の先見性が如何に高いかということですし、自民党が既に出されている幸福実現党の政策集を十分…

6月
07

2019/06/07【反対派もイージス・アショアの必要性を認めていることになるのでは?】

 イージス・アショアの配備が、地元の理解が得られず難航しています。  今月に入り、配備に向けて防衛省が作成した地元への説明資料に誤りが見つかり、地元の不信感が高まっています。    もともと地元では、配備によってレーダーから照射される電磁波が健康に影響を及ぼすとか、配備されれば有事の際に地元が攻撃されるなどといった不安により、配備に反対する人も少なくありませんでした。    電磁波については、法令…

6月
06

2019/06/06【米中貿易戦争で日本は同じ過ちを繰り返すな】

 米中貿易戦争は解決の糸口がつかめておらず、世界経済に与える影響が懸念されています。  これに対し安倍首相は、米中の仲介役を果たしたいという考えを示しています(※)。    ただ、トランプ大統領には、「中国の覇権拡大の原資となっている貿易黒字を削減」する狙いがあり、今や全体主義国家とも言える中国の台頭を阻止するという点では正しいと言えます。  ですから、一時的に世界経済にマイナスの影響があったとし…

6月
04

2019/06/05【マイナンバーのこれ以上の拡大は止めるべきでは】

 政府はマイナンバーカードを保険証の代わりに使用できるようにする方針です(※)。  マイナンバーカードの普及率が13%と低迷しており、新たなメリットを打ち出すことで普及を図る狙いがあるようです。    確かに、マイナンバーが普及し、各役所間でバラバラの行政事務を1つの番号で管理すれば、手続きが簡略化できるメリットがあります。    しかし、情報セキュリティが本当に盤石なのかが危惧される中で、膨大な…

6月
03

2019/06/04【天安門事件を世界記憶遺産に】

 6月4日は、中国軍が自国民を大量に虐殺した天安門事件からちょうど30年目となる日です。  中国共産党政府は虐殺を認めていませんが、民主化を求めて亡くなった学生らの関係者だけでなく、当時の軍関係者の証言からも虐殺の事実が次々に明らかになっています。  中国政府は、以前に天安門事件の死者数を319人と発表したこともありますが、本当は数千人から1万人程度の犠牲者があったと見られています。  実際、イギ…

6月
03

2019/06/03【台湾は既に独立した国家】

 中国の国防相は、シンガポールで開かれている安全保障に関する国際会議で、台湾が独立すれば戦うことも辞さないとする考えを改めて示しました。    しかし、台湾は中国共産党政府の統治下には無く、独立を宣言するまでもなく、既に独立した国家と言えます。  従って、中国の国防相の発言は、他国を脅しているのも同然であり、我が国をはじめ国際社会は看過してはならないはずです。  本来であれば、国連がこの問題に対し…

6月
02

2019/06/02【開発優先度の高い防衛装備は】

 「中国は密かに、日本と台湾の攻撃演習を行っていた」とするショッキングな記事がありました(※)。  中国は、かねてより台湾に対しては武力による統一も排除しないと公言していましたが、それのみならず、中国の第一・第二列島線戦略を踏まえれば、日本への攻撃を想定しているようです。  その中国が、台湾や日本を攻撃する際の主力、あるいは切り札と考えているのが、弾道ミサイルです。  中国は、日本を攻撃できる弾道…

6月
01

2019/06/01【日露平和条約締結の実現を】

 日露防衛相会談で、ロシア側は日本が配備を進めている「イージス・アショア」について改めて懸念を表明しました。  イージス・アショアは、イージス艦に搭載している弾道ミサイル迎撃システムを陸上配備用に転用したものです。  ロシア側は、イージス・アショアに巡航ミサイルを装備すれば、防衛目的だけでなく、攻撃目的にも使用できるとしています。  確かに、イージス艦のイージスシステムは、弾道ミサイル迎撃用のミサ…

5月
31

2019/05/31【解散する大義が見当たらない】

 安倍首相は、衆院の解散風に言及し「風というものは気まぐれで、誰かがコントロールできるようなものではない」と述べました。  今まで首相は、「解散は全く考えていない」としていたので、解散の認識に変化が現れています。    これは、野党への牽制ともに、消費増税後の解散総選挙では経済に悪影響が出るために、勝てるうちに解散しようという思惑があるからとも考えられます。  ただ、衆院の解散権は首相にある訳です…