自民党は夏の参院選に向けて公約を発表しました。
6つの重点項目からなり、一番最初が外交・安全保障となっています。
これまで自民党は経済を最優先としていたのに対して、幸福実現党は立党当初から安全保障の重要性を一番に訴えてきました。
今回、自民党が外交・安全保障を一番に持ってきたことを見れば、幸福実現党の先見性が如何に高いかということですし、自民党が既に出されている幸福実現党の政策集を十分研究しているということかもしれません。
ただ、幸福実現党が「小さな政府」を目指す正当な保守政党の政策なのに対し、保守政党を自負する自民党は「大きな政府」を志向する左翼的な内容が目立ちます。
例えば、経済の項目では、「成長と分配の好循環をつくる」としており、富の再分配を想起させる共産主義的な政策です。
また、消費増税による税収を幼児教育の無償化に充てるとしており、明らかに大きな政府を目指す政策と言えます。
そして、残念なのは、安全保障で重要な国防強化と表裏一体のはずの憲法9条にも関連する「憲法改正」が最後の6番目の項目となっている点です。
これだけ見ても、自民党の外交・安全保障に関する公約が、中国の覇権主義や北朝鮮のミサイル問題に対応するには、不十分であることが分かります。
こうしたことから、たとえ自民党が参院選で勝利したとしても、日本の左傾化は止まらないように見えます。
国力を高め、経済を成長させ、日本に発展繁栄をもたらすためには真の保守政党が必要です。
今の日本で真の保守政党といえるのは幸福実現党しかないという思いが強く湧いてきます。