2月
08

2016/02/08【北のミサイルに対応した国防体制の構築を】

 北朝鮮が、長距離弾道ミサイルの発射実験を強行しました。 今回の発射の技術的な成否は、日米韓の軍事筋などによる詳細な分析が待たれますが、ミサイルの性能は向上しているとの見方があり、日本や韓国だけでなく米国にとっても安全保障上の脅威が高まったと言えます。  今回のミサイルの発射に当たり日本では、海上自衛隊がイージス護衛艦3隻を日本海や東シナ海に展開させるとともに、航空自衛隊でもJ/FPS-5を装備し…

2月
06

2016/02/07【民主党のカーター元大統領もトランプ氏を応援!?】

 米アイオワ州の大統領予備選で、保守の共和党は予想外にトランプ氏の得票が伸びずクルーズ氏が勝利しました。 それでも全米の支持率では、依然としてトランプ氏がトップのようですが、2位のクルーズ氏と3位のルビオ氏が支持率を伸ばしてトランプ氏に迫っています。  民主党のクリントン氏やサンダース氏に比べれば、クルーズ氏やルビオ氏の主張は、米国が世界最強国家の地位に留まるためにはるかに真っ当に聞こえますが、ト…

2月
06

2016/02/06【私事より公事を優先する覚悟があるか否か】

 今年7月に予定されている参院選を控え、タレントや元アイドル歌手、元アナウンサーなど、各党が有名人を擁立する動きが報じられています。    政治家としての資質があるのであれば、例え畑違いの有名人であっても擁立して構わないと思いますが、知名度を利用して手っ取り早く得票を得たいと考えての擁立なのであれば、それは民主主義の劣化と言わざるを得ません。    本来、国会議員に代表される政治家に求められる姿は…

2月
04

2016/02/05【中国に企業の先端技術が流出する懸念が】

 中国の化学大手である中国化工集団は、農薬の世界最大手であるスイスのシンジェンタ社を買収すると発表しました(※1)。 実現すれば中国企業による過去最大の海外企業買収となります。 中国化工集団としてはシンジェンタ社の持つ先端技術やブランド力を獲得することなどが狙いと見られ、シンジェンタ社としては中国企業の資本力の獲得や中国市場での展開を優位に進めたい思惑があるようです。  しかし、国有企業である中国…

2月
03

2016/02/04【北朝鮮の脅威を真剣に認識しなければ】

 北朝鮮が事実上の長距離弾道ミサイルの発射実験の実施を予告しました。 実施時期は今月8日から25日の間で、過去の例からすると予告期間の早い時期に行われる可能性があります。 また、ミサイルの発射設備は、前回2012年の発射の時に比べて大型化されているとの分析があり、更なる長射程化が図られている可能性もあります。  1月に行われた4回目の核実験の後、国際社会が有効な手を打てないのであれば、そう遠くない…

2月
03

2016/02/03【アジアの平和と安定を守っているのがウチナンチュ】

 沖縄県の航空自衛隊那覇基地に、新た戦闘機部隊が配備され、二個の戦闘機部隊などからなる「第9航空団」が発足し、1月31日に関係者が出席して式典が行われました。    この話題については以前にも触れましたが、今回の部隊の増設は、主に日本周辺での活動を活発化させている中国軍に対応するためのものです。 直近のデータでは、昨年4月から12月期の自衛隊戦闘機による緊急発進回数は過去最多を記録し、その内、中国…

2月
02

2016/02/02【資本主義の精神を傷つけている】

 日銀が導入したマイナス金利の影響がじわじわと表れています。    金利の低い日本よりも金利の高い米国などに資金が流れ円安が加速し、その円安を受けて輸出企業の業績が上向くとして日経平均株価が上がっています。 また、マイナス金利の導入で各銀行が日銀に資金を預けておきづらくなり、新たな安定的な投資先として日本国債を買う動きが強まるとして、日本国債の一部の利回りが過去最低となっています。  マイナス金利…

2月
01

2016/02/01【真実の世界】

 幸福の科学の大川隆法総裁は、1月30日に沖縄県で行われた大講演会「真実の世界」で、「二度と沖縄を他国の植民地にはさせません」と述べ、来場した約3千人の聴衆から満場の喝さいを受けました。    中国が沖縄を自身の勢力下に治めようと着々と準備を進める中で、ようやく日本政府が国防強化に乗り出し、沖縄県民の中にも少しずつではありますが国防に対する意識が高まってきていると感じるのには、長年に渡る大川総裁の…

1月
31

2016/01/31【それでいいのか“航行の自由作戦”】

 米海軍の駆逐艦が、中国が実効支配する南シナ海のトリトン島の12海里内を航行しました(※1)。 前回のブログでも触れましたが、オバマ政権はようやく「航行の自由作戦」の第二弾を行ったことになります。  ただ、今回、米駆逐艦が航行したトリトン島は、最近、問題となっている南沙諸島ではなく西沙諸島に属し、中国が埋め立てを実施しているものの、もともとは“自然の島”のようです。  従って、今回の米駆逐艦の航行…

1月
29

2016/01/30【米軍内でもオバマ大統領に不満が高まっている?】

 昨年12月に南シナ海の中国の人工島付近で、中国が主張する領空を米軍の爆撃機B-52が飛行するという出来事がありました。 誰もが、10月の米軍の駆逐艦による中国が主張する領海内の航行に続く「航行の自由」作戦の一環だと思いましたが、直後にオバマ政権は、当該の爆撃機の飛行は、悪天候を避けたことによる意図しないものだったことを強調し、火消しに躍起になっていました。  しかし、その爆撃機の飛行は偶発的なも…