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2016/02/03【アジアの平和と安定を守っているのがウチナンチュ】

 沖縄県の航空自衛隊那覇基地に、新た戦闘機部隊が配備され、二個の戦闘機部隊などからなる「第9航空団」が発足し、1月31日に関係者が出席して式典が行われました。
 

 この話題については以前にも触れましたが、今回の部隊の増設は、主に日本周辺での活動を活発化させている中国軍に対応するためのものです。
直近のデータでは、昨年4月から12月期の自衛隊戦闘機による緊急発進回数は過去最多を記録し、その内、中国機対するものが66%を占めており(※)、更にその多くが那覇基地所属の戦闘機により対領空侵犯措置が行われたものです。

 那覇基地所属の戦闘機の作戦空域は、陸地から離れた海上がほとんどです。
今でこそ、使用する機材は信頼性の高い双発のF-15戦闘機ですが、歴史を紐解けば、現在のレベルからすれば決して信頼性が高いとは言えない単発のF-104戦闘機を国内で最後まで運用し続けたのが那覇基地でした。
当時のアラート任務の主な対象はソ連であり、最新の機材は本土の基地に配備しなければならない事情があったとはいえ、沖縄の部隊は厳しい環境にもかかわらず任務に就いて日本の空を守ってきたのです。

 今回も沖縄は日本の空を守るために新たな部隊を受け入れてくれました。
1月30日に幸福の科学の大川隆法総裁により沖縄県で行われた大講演会「真実の世界」に先立ち演壇に立った幸福実現党沖縄県本部副代表の金城タツロー氏(参院選沖縄選挙区で立候補予定)は、「たくさんの基地を引き受けて、アジアの平和と安定を守っているのが、誇り高きウチナンチュ(沖縄人)じゃないでしょうか」と述べていましたが、まさにその通りです。

 今回、第9航空団発足の式典に沖縄県の翁長知事は出席せず副知事が翁長氏のあいさつを代読していましたが、金城氏と翁長氏では国防に対する意識が全く違うということを痛感させられます。本当に沖縄を守るために行動しているのは金城氏のほうではないでしょうか。

※:1月22日付産経新聞http://www.sankei.com/politics/news/160122/plt1601220058-n1.html