北朝鮮が事実上の長距離弾道ミサイルの発射実験の実施を予告しました。
実施時期は今月8日から25日の間で、過去の例からすると予告期間の早い時期に行われる可能性があります。
また、ミサイルの発射設備は、前回2012年の発射の時に比べて大型化されているとの分析があり、更なる長射程化が図られている可能性もあります。
1月に行われた4回目の核実験の後、国際社会が有効な手を打てないのであれば、そう遠くないうちにミサイルの発射実験が行われると見られていましたが、核実験に対し国際社会による実質的な制裁は未だになされておらず、北朝鮮にとっては実験のやり得といった感があります。
このままでは、北朝鮮は着々と技術力を高めてしまいます。
日本にとっては、核弾頭を搭載した弾道ミサイルを持った国が現実の脅威として存在するということです。
しかも、北朝鮮の指導者は、その核を使用する可能性があるのです。
今回のミサイル発射実験が実施され、仮に北朝鮮が予告した通りに実験が成功した場合、「日本の領土領海に落下せずに良かった良かった」で終わらせることは許されません。
幸福実現党以外の既成政党は、「北朝鮮は核を使用するはずがない」という前提で対処しているように感じられますが、私たちは、増大する北朝鮮の脅威に対して、具体的にどう対処するべきか真剣に考える必要があります。
【参考】:大川隆法著『北朝鮮・金正恩はなぜ「水爆実験」をしたのか』幸福の科学出版https://www.irhpress.co.jp/products/detail.php?product_id=1612