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10月07
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2016/10/07【少し気になることが】
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NHKが5日に放送したニュースの中で、今月行われる2つの衆院補選で野党4党が候補者を一本化することで合意したことを伝えました(※)。 基本的な政策が異なる政党同士が、反自民と言う旗印のもと、あたかも目指すべき政治的な方向が同じであるかのごとく振る舞う姿に強い違和感を覚えます。 実は、このニュースの中でもう1つ気になる部分がありました。 ニュースの後半部分で、それぞれの選挙区で諸派の新人も立候…
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10月06
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2016/10/06【ドゥテルテ大統領とどう向き合うべきか】
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フィリピンのドゥテルテ大統領の暴言が止まりません。 ドゥテルテ氏が進める強権的な麻薬取締の手法を批判する米国のオバマ大統領に対し、ドゥテルテ氏は「地獄へ落ちろ」などと罵ったとのことです。 これに関連してドゥテルテ氏は、米国との関係を見直し、中国やロシアと接近することに言及しました。 ドゥテルテ氏は、麻薬に関連した取り締まりで容疑者を殺害することを警察に許可しており、これまでに無実の可能性のあ…
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10月04
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2016/10/05【アメリカは世界の守護者でなければならない】
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シリア内戦の出口が未だに見えません。 政府軍と反政府勢力との間で、ようやく一時的な停戦に合意したと見えましたが、その合意はあえなく崩壊しました。 1日には、政府軍よると見られる空爆で子供や女性を含む民間人20人が死亡したと伝えられていますし、3日にはクルド人の結婚式の会場でISによると見られる爆弾テロが起き30人以上が死亡したと伝えられています。 シリア内戦がここまで泥沼化したのは、ロシアに…
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10月04
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2016/10/04【住民投票にそぐわない懸案もある】
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地方自治体の首長選挙や、国政選挙の選挙区の候補者が、懸案となっている問題について、住民投票を実施してその結果に従って政策を実効するという公約を訴えている姿を目にすることがあります。 確かに住民投票は、重要な政策について直接民意を反映できるという点などで、メリットがあります。 しかし、原発問題や基地問題など国全体に関わる問題は、住民投票にそぐわないのではないでしょうか。 そうした問題こそ、諸情…
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10月03
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2016/10/03【本当に英霊に感謝する心を持っているのはどちらか】
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衆議院予算委員会で、稲田防衛相が民進党の辻元議員の追及を受けて涙ぐむように見えた場面があり話題となりました(※)。 辻元氏は、稲田氏に対し、「『(自国のために)命をささげた方に感謝の心を表すことのできない国家ではなりません』と言っているにもかかわらず、(今年8月15日の全国戦没者追悼式を)欠席するのは言行不一致ではないかと思いますよ」と追及され、稲田氏は、「私的は指摘として受け止めたい」と…
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10月02
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2016/10/02【2隻目の空母が早くも姿を現す】
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中国軍の2隻目となる空母の建造中の写真が捉えられました(※)。 中国軍の1隻目の空母「遼寧」は、旧ソ連のいわば中古空母を手に入れて改装したものでしたが、この2隻目の空母は中国国内で建造されており、当初の見立てよりも相当早く来年の進水が予想されます。 中国の国産空母は、現在、米国が建造している次世代の空母と同様に、電磁式カタパルトなど備えた先進的な艦になるとの予想もありましたが、写真からは発艦用…
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10月01
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2016/10/01【核についてのイスラエルと日本の違い】
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イスラエルのペレス前大統領が死去しました。 ペレス氏は、根深い対立が続くイスラエルとパレスチナとの間の和平に尽力し、その功績によりノーベル平和賞を受賞しています。 一方で、ペレス氏は公然の秘密となっているイスラエルの核保有の道筋を開いた人物として知られており、イランなどからは批判の声が上がっています。 現在、中東ではイランの核兵器開発疑惑が問題となっていますが、欧米諸国はイスラエルの核保有を…
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9月30
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2016/09/30【再稼動に曖昧な姿勢でいいのでしょうか?】
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新潟県の県知事選が告示され4氏が立候補しました(※)。 新潟県には、世界最大規模の柏崎刈羽原発があり、東京電力は再稼動に向けて準備を進めています。 今後、新潟県知事が原発の再稼動についてどのようなスタンスで臨むかによって、柏崎刈羽原発の再稼動に大きく影響を及ぼします。 4氏のうち与党が推薦する候補者は、再稼動を容認していると見られていますが、立候補に当たり「原子力規制委員会の結論が出た時は、自…
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9月28
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2016/09/29【噛み合わない国会論戦】
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米大統領選のテレビ討論会に注目が集まる一方で、同じ26日に始まった日本の臨時国会での安倍首相の所信表明演説は、印象が薄かったのではないでしょうか。 首相の演説の内容よりも、日本の国会としては異例の首相の演説中に与党議員が立ち上がって拍手を送ったことの方が印象に残ってしまいました。 その後、行われた各党の代表質問も、アベノミクスを加速させること、いわば国として「お金をどう稼ぐか」ということに主眼…
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9月28
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2016/09/28【大統領になるのはトランプ氏かクリントン氏か】
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トランプ氏とクリントン氏による注目の一回目のテレビ討論会が行われました。 米メディアなどの見立てではクリントン氏が優勢だったとの評価ですが、もともと弁護士出身でディベートに慣れているクリントン氏が優勢なのは当たり前で、むしろトランプ氏が無難に乗り切ったとの評価もあり、今回の討論会でどちらかの候補者が明確に優位になったとは言えない結果だったと言えそうです。 単なる舌戦とみるか、本質をついた討論と…