10月
04

2016/10/05【アメリカは世界の守護者でなければならない】

 シリア内戦の出口が未だに見えません。
政府軍と反政府勢力との間で、ようやく一時的な停戦に合意したと見えましたが、その合意はあえなく崩壊しました。

 1日には、政府軍よると見られる空爆で子供や女性を含む民間人20人が死亡したと伝えられていますし、3日にはクルド人の結婚式の会場でISによると見られる爆弾テロが起き30人以上が死亡したと伝えられています。

 シリア内戦がここまで泥沼化したのは、ロシアによる政府軍への支援など様々な要因が複雑に絡み合っているからと言えますが、一つには米国の優柔不断とも言える姿勢があると考えられます。
もともとシリアで民主化を求める運動が高まった際に、米国のオバマ政権が介入するタイミングを逸したことが泥沼化を招いたのとも言えるのではないでしょうか。

 オバマ大統領は、それまでの米国の政権とは異なり、「米国は世界の警察官ではない」と言うことを明確にしています。
この米国の流れは、現在の大統領選においても同様であり、両候補共に政策がどんどん内向きになっています。

 こうした状況に、幸福の科学の大川隆法総裁は、ニューヨークで行われた講演で「アメリカは『世界の守護者』でなければならないと思います。それがあなたがたの使命です」と、米国の本来あるべき姿について諭しました(※)。

 安倍首相は、大統領選挙期間中にクリントン候補と会談していますが、その際に「アメリカは世界の守護者であれ」くらい言って頂きたかったと思います。
 

 本来、政治家が言うべきことを、宗教家である大川隆法総裁が言わなければならないという事態の重さを、既存の政治家には考えて頂きたいと思います。

※:10月3日付The Liberty Web「大川総裁がニューヨークで英語講演 大統領選を控えたアメリカの使命を語る」http://the-liberty.com/article.php?item_id=12017