米大統領選のテレビ討論会に注目が集まる一方で、同じ26日に始まった日本の臨時国会での安倍首相の所信表明演説は、印象が薄かったのではないでしょうか。
首相の演説の内容よりも、日本の国会としては異例の首相の演説中に与党議員が立ち上がって拍手を送ったことの方が印象に残ってしまいました。
その後、行われた各党の代表質問も、アベノミクスを加速させること、いわば国として「お金をどう稼ぐか」ということに主眼を置く安倍首相と、人へ予算を振り分けるという、いわば国として「お金をどう使うか」に主眼を置く民進党の蓮舫代表との間で、議論が噛み合わない状態でした。
蓮舫氏は代表質問で、「人への投資を重点的に強化することこそが経済再生につながる王道だ」と述べましたが、蓮舫氏が言う再分配の強化を柱とした「人への投資」は、共産主義の考え方であり、行き着くところは「貧しさの平等」ではないでしょうか。
「再分配の強化による経済再生」は、先の民主党政権時代の「増税しても増税分を社会保障に使えば経済が回復する」という論理を髣髴させます。
一方、幸福実現党が掲げる経済政策は、日本経済を再び世界第2位の地位に押し上げる力を秘めています。
実際、安倍政権は幸福実現党が掲げる経済政策を後追いで踏襲することで一定の成果を収めました。
ただ一点、消費増税という、今の日本経済においてやってはならない政策を実行してしまったがために、思うように回復基調に乗らないないのではないでしょうか。
やはり、国会には幸福実現党が必要だと改めて認識しました。