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8月26
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2016/08/27【安全審査が蔑ろに】
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鹿児島県知事が九州電力に対し、再稼働中の川内原発を停止するよう要請しました。 これは、新たに知事に就任した三反園氏が、選挙公約として、稼働中の原発を一時停止して安全性を再点検すると訴えて当選したことを受けての行動です。 これに対し、九州電力は要請を「検討する」としているものの、一時停止を拒否するものと見られています。 三反園氏は、熊本地震により住民の不安が高まっていることを、今回の要請の主な…
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8月26
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2016/08/26【武器輸出の際の教訓】
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フランスが海外に輸出している潜水艦の機密情報が大規模に流出した疑いが持たれています(※)。 問題の潜水艦はフランスが建造しインド海軍に納入したもので、同型艦はマレーシアやチリも導入しています。 フランスの潜水艦を巡っては、先にオーストラリアの次期潜水艦の選定で、下馬評の高かった日本の潜水艦を破りフランスの潜水艦が採用されましたが、今回、機密情報が流出した潜水艦とは種類が違うとされています。 …
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8月25
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2016/08/25【国連決議違反である以前に】
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北朝鮮が潜水艦発射の弾道ミサイル(SLBM)1発を日本海に向けて発射しました。 このミサイルは、北朝鮮東部近海から発射され、約500キロメートル飛行し、日本の排他的経済水域に近い公海上に着弾しました。 SLBMは、発射の兆候を把握することが困難な上、発射機を有する潜水艦を移動させれば、事実上、地球上のあらゆる場所を攻撃できます。 北朝鮮は、SLBMに核弾頭を搭載することを目指しているはずであり…
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8月24
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2016/08/24【F-35の“次”の早期検討を】
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米軍の最新鋭のステルス戦闘機「F-35」が、来年1月に米国本土以外では初めて、米海兵隊岩国基地に配備されることが明らかになりました(※)。 F-35を巡っては、航空自衛隊仕様の最初の機体が10月に日本側に引き渡される予定です。 レーダーに探知されにくいことを示すステルス性能は、現代の戦闘において、勝敗を決定づける重要な要素の一つです。 F-35はそのステルス性能に優れていると共に、現代の戦闘で…
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8月22
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2016/08/23【オリンピックで自由と繁栄に導く】
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リオデジャネイロオリンピックが閉幕しました。 日本は史上最多の41個のメダルを獲得し、4年後の東京オリンピックへの弾みとなったのではないでしょうか。 今回のオリンピック開催前は、ブラジル国民の間で開催に反対する意見も多く、様々な問題から開催を危ぶむ声も聞かれましたが、オリンピック終盤でサッカー男子のブラジル代表チームが悲願の金メダルを劇的な形で決めたこともあって、オリンピックを開催して良かった…
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8月22
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2016/08/22【人の生死について専門家はやっぱり宗教です】
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読売新聞に「臓器は丸ごと作れるのか」と題して、iPS細胞に関する記事がありました(※)。 記事によると、臓器を作れる可能性はあるものの、実際の医療への適用となると実現はまだまだ先のようです。 ただ、iPS細胞に限らず臓器を作り出すことができれば、「脳死」の問題も解決に繋がります。 現在、治癒の見込みがない病気のいくつかは、移植でしか助からない場合があります。 その場合、生体間の移植という手段を…
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8月21
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2016/08/21【尖閣諸島を見据えて増強する中国軍】
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尖閣諸島に最も近い中国本土に、軍用の新たな港湾施設が建設されていることが分かりました(※)。 周辺では、既にレーダーや軍用の航空施設が整備されており、中国は、力による尖閣諸島領有の姿勢を鮮明にしています。 これに対し日本の海上保安庁は、尖閣諸島周辺の警備を専属に行う組織を創設すると共に、尖閣諸島に近い石垣島を巡視船艇の拠点化しています。 一方で、尖閣諸島周辺の警備を行う海上自衛隊の艦艇は、那…
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8月19
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2016/08/20【中朝の核の先制不使用には何ら保証はない】
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オバマ大統領が、「核兵器の先制使用はしない」という宣言を検討していたものの、内外からの反対で見送りになった模様です。 中国や北朝鮮の核の脅威にさらされ、米国の核の傘に依存している日本としては、米国が核の先制不使用を宣言してしまうと核抑止力が低下するため、日本の安全保障にとってはマイナスです。 中国や北朝鮮も核兵器の先制不使用に言及しているものの、これらの国が本当に核兵器の先制使用を行わない保…
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8月19
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2016/08/19【平和教育だけでは日本を守れないのではないか】
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毎年、夏になるといわゆる平和教育の機会が多くなるように思います。 広島や長崎の原爆の日や終戦記念日があるからと言うことでしょうか。 確かに、極端に好戦的なったり、戦争を礼賛したりしないように、戦争の現実や悲惨さを伝えることは必要です。 一方、戦争の悲惨さばかりを伝える平和教育が行き過ぎた場合、どのような結果を招く可能性があるのでしょうか。 仮に、悪意を持った外国から日本が、武力で脅されたり、…
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8月17
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2016/08/18【現行憲法の出自が明らかに】
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米国のバイデン副大統領は、トランプ氏が日本の核武装を容認する発言をしたことに対し、日本が核武装できないように日本国憲法を書いたのは米国自身であるとしてトランプ氏を批判しました。 米国の副大統領が日本国憲法を書いたのは米国だと発言することは極めて異例であり、在米日本大使館もすぐさま「現行憲法は帝国議会で十分に審議され、有効に議決されたものである」などとコメントを発する事態となりました(※)。…