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7月23
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2017/07/23【日本が早く空母を保有しないと起こる現実】
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ニミッツ級に代わる米軍の新型空母フォード級の一番艦が就役しました。 これにより、約5年ぶりに空母11隻体制が復活し、世界各地での米軍の戦力投射能力が向上します。 米軍は国の財政赤字が拡大する中で、建造費や維持費に莫大なコストを必要とする空母の減数を迫られていた時期がありましたが、トランプ政権下では空母12隻体制の構築を目指しています。 ただ、新型空母は1隻当たりの能力は向上するものの、中国の…
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7月22
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2017/07/22【日本の自治体より遥かに素早いハワイ州の動き】
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米国のハワイ州は、北朝鮮の弾道ミサイルを想定した住民向けの対応指針を策定したとのことです(※)。 北朝鮮が発射した直近の弾道ミサイルは、開発段階にあるものの、ハワイを射程に収める能力があると見られています。 米国のシンクタンクの予想では、北朝鮮は、核弾頭を装備した弾道ミサイルにより、2年以内に米西海岸を攻撃する能力を獲得する可能性があるとしています。 こうした事態を受けて、ハワイ州は、住…
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7月21
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2017/07/21【実際のトランプ大統領への支持は底堅い】
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トランプ大統領が就任してから半年になりますが、米マスコミのトランプ大統領に対する批判の声が止みません。 支持率もこの時期としては歴代最低の30%台後半という調査結果も出ています。 しかし、これだけ批判にさらされている訳ですから、さぞや支持率は下がったのかと思いきや、もともと40%台であったものが30%台後半になっただけとも言えます。 ですから別の見方をすれば、マスコミによる連日の批判にもかかわ…
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7月20
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2017/07/20【日本はリーダー国家として安全保障面でも積極的な貢献を】
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自衛隊の南スーダンPKO派遣部隊の日報破棄問題で、稲田防衛相が日報を公表しないことを了承していたとする一部報道がありました。 そもそもこの問題は、自衛隊PKO部隊を戦闘が行われている地域には派遣しないとする前提があったことが原因です。 それではなぜ自衛隊を派遣しなければならないのか、ということをもう一度考えてみる必要がありますと、それなりの危険があるからこそ自衛隊の派遣に至ったはずです。 日…
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7月19
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2017/07/19【日米とは一線を画す韓国】
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韓国政府は、北朝鮮に対し、軍当局者同士の会談や離散家族の再会事業についての赤十字の担当者同士の会談を提案しています。 これについて菅官房長官は、先に日米韓で合意した北朝鮮に対して圧力を強化するという方針に矛盾しないという認識を示しました。 しかし、韓国の文在寅大統領は、予てから北朝鮮と無条件で対話する用意があるとしており、今回も、圧力を強化するというよりも、柔軟な姿勢を示して北朝鮮を話合いの…
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7月17
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2017/07/18【対艦ミサイル搭載戦闘機の南西諸島常駐を】
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政府は、航空自衛隊の「F-2」戦闘機に、新型の対艦ミサイルを導入する方針を固めたとのことです(※)。 この新型ミサイルは、防衛庁で開発が進められていたもので、従来型の対艦ミサイルが亜音速で飛行するのに対し、新型は超音速で飛行するのが特徴です。 また、射程距離が長く、ステルス性にも配慮し、敵の電波妨害にも強く、様々なモードでの攻撃が可能とも伝えられています。 艦艇側の防御能力が日進月歩で向上す…
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7月17
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2017/07/17【辺野古新基地を前提に沖縄の負担軽減を図る方策を】
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稲田防衛相は、辺野古地区に米海兵隊の新基地が完成後も、米国側が求める条件が整わなければ、普天間基地が返還されない可能性があることに言及しました。 米国側が求める条件とは、辺野古新基地の滑走路が普天間基地よりも短いため、緊急時に、他の長い滑走路を使用できるようにすることと思われます。 稲田氏は、返還されない事態にならないように対応するとしていますが、辺野古新基地建設に反対する沖縄県の翁長知事周辺…
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7月15
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2017/07/15【今こそ憲法第9条2項の改正が必要】
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安倍政権の支持率が30%を切る世論調査も見受けられるようになりました。 もっとも世論調査の結果は調査主体によってバラつくものであり、あまりあてになりませんが、支持率が政権発足以来の低水準に落ち込んでいることは事実のようです。 これにより、安倍首相は早期の衆院解散には打って出られない状況であり、自身が次期国会での最大のテーマの一つとしてあげる憲法改正も、より慎重な扱いが要求されそうです。 ただ…
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7月15
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2017/07/15【中国機へのスクランブル回数が減っても安心できない】
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今年4~6月期の空自によるスクランブル回数は、中国機に対する回数が半減し、ロシア機に対する回数が1.6倍となったとのことです(※)。 ロシア機は朝鮮半島情勢の緊迫化を受けて日本海に米空母が展開したことなどがあって日本の空域に接近する回数が増えた模様です。 一方で、中国機は回数が減っているとのことですが、だからと言って安心はできません。 なぜならば、日本に接近するロシア機は、情報収集が任務…
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7月14
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2017/07/14【ロシアゲートの奥にトランプ大統領が見つめるもの】
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ロシアゲートにまつわる米国での一連の報道を見ていると、トランプ大統領に対する批判もさることながら、ロシアに対する根深い警戒感を感じます。 米ロは、ロシアがソ連だった冷戦時代から、お互いを仮想敵と位置付けて、虚々実々の駆け引きを繰り広げてきた歴史がありますから、無理からぬ話です。 しかし、シリアや北朝鮮の問題、それに中国の覇権拡大など、米ロが手を携えることで対処できる問題が数多いことは…