5月
15

2014/05/16【専用施設が無くなれば負担は減るのか】

5月15日は、沖縄県が本土に復帰してから42年目を迎える日です。 これを伝える多くのマスコミは、今も沖縄県には日本にある「米軍専用施設の74%が集中」していることをあげて、基地負担軽減を訴えています。 一昔前は、「米軍基地の74%が集中」と報道していましたが、最近では幸福実現党の言論の影響もあってか、多くのマスコミが「専用施設」という断りを入れるようになりました。 こうした流れは評価できますが、沖…

5月
15

2014/05/15【航空宇宙産業を日本の基幹産業に】

三菱重工が開発中のジェット旅客機「MRJ」の実機に相当する強度試験用の機体が先週、姿を現しました(※)。 MRJは、日本製の旅客機としてはプロペラ機である「YS-11」に続く機体で、日本初のジェット旅客機です。 大きさは、各地の空港で良く目にするボーイング「737」よりも一回り小型で、座席数は737の半分から3分の2程度の70~90席規模の機体です。 特徴の一つは、機体の軽量化やエンジンの効率化に…

5月
14

2014/05/14【中国に付け入られないために】

中国とベトナムが領有権を争っている南シナ海の西沙諸島周辺で、中国が一方的に石油の掘削を開始した問題で、中越両国の公船が当該海域で現在も対峙し緊張状態が続いています。 近年友好的な関係が続いていると見られていた両国ですが、今回、中国がベトナムに対して強硬な手段に打って出た背景を、【ザ・ファクト】(※1)が分かり易く解説しています。 また、ベトナムの海上警備能力が、中国に比べて質・量ともに大きく劣るこ…

5月
13

2014/05/13【原発再稼動の遅れが日本経済を圧迫する】

原発の再稼動に反対する人の中には、反対する理由として、「現に原発無しでも問題無く経済活動を行えているから」ということを上げる人がいます。 しかし、その理由は本当に正しいのでしょうか。 このほど、昨年度の日本の経常収支が明らかになり7,899億円の黒字となりましたが、その黒字幅は昭和60年度以降で最少となりました(※)。 黒字幅が縮小した要因は、長引く原発の停止で発電用の化石燃料の輸入が増えたところ…

5月
11

2014/05/12【日本は原子力技術で世界に貢献すべきでは】

一時期ブームとなった連載マンガ「美味しんぼ」で、福島県内で鼻血が出る人が多くいてその原因は被爆であるとする内容が描かれており、原発事故の風評被害を煽っているとして批判を受けています。 実際に福島県内で他県に比べてどの程度鼻から出血する人が増えているのか定かではなりませんが、環境省も鼻血と被爆との間に科学的な因果関係はないとしています。 もしも鼻から出血する人が増えているのであれば、原因を究明すべき…

5月
11

2014/05/11【素直に集団的自衛権行使を認めるべきでは】

政府は、集団的自衛権の行使容認に向けて調整を続けています。 中国の覇権的な軍事拡張に対して、日本は国際的にも行使が認められた集団的自衛権を行使できるように、憲法解釈を変える必要があります。 政府は、集団的自衛権行使が必要な具体的な事例として、公海上で米国の艦船が攻撃された際、自衛隊の艦船が防護するケースや、米国に向かう弾道ミサイルを自衛隊が迎撃するケースなどをあげています。 これに対して、行使容認…

5月
09

2014/05/10【日本も国を守るという強固な意志を】

中国の海洋戦略は、相手が強硬な手段に出ないと見ると、自らは強硬な姿勢を改めようとはしません。 中国は、ベトナムと領有権を争っている南シナ海の西沙諸島近海で、一方的に石油の試掘を開始しました。 艦船の規模で優勢な中国は、中止を求めるベトナム側の要求を無視し、当該海域でベトナムの公船に中国側の公船が体当たりするという、力による威嚇を強めています。 こうした国際法を無視した中国による一方的な資源開発は、…

5月
09

2014/05/09【中国の兵器近代化に寄与する欧米の技術】

安倍首相は、10日間にわたる欧州歴訪から帰国しましたが、歴訪終盤のNATO本部での演説で、中国への武器禁輸に関して、「武器および機微な汎用品の厳格な輸出管理を改めて強く訴える」と述べました(※)。 安倍首相のこの主張は真っ当なものと言えます。 NATO加盟諸国は、特に天安門事件以降、中国への武器輸出に慎重ですが、近年、中国は武器輸出の緩和を強く求めています。 また、欧州内にも、経済的な理由から中国…

5月
08

2014/05/07【政治的にも示唆に富む“霊言”】

NHKが超常現象に関する番組を放映しています。 少し前のNHKでは考えられなかったことではないでしょうか。 この変化は、NHKが目に見えない世界に関心を寄せようとしている現れなのでしょうか? しかし、実際はそうではなさそうです。 例えば、「幻解!超常ファイル」といった番組では、いわゆる金縛り体験や宇宙人によるアブダクション体験は、本人の脳が作り出した幻覚に過ぎないという結論に導く内容になっています…

5月
07

2014/05/06【フランスとの高速炉の共同研究に期待する】

フランスを訪問した安倍首相は、次世代の原子炉と言われる「高速炉」の共同研究推進で合意しました(※)。 高速炉と言えば、日本では高速増殖炉「もんじゅ」がありますが、現在、開発は止まっている状況です。 エネルギー自給率が4%という日本の現状を踏まえれば、安倍政権が進める「原発は重要なベースロード電源」という考え方は妥当なものです。 しかし、原発の稼働に際して生じる核のゴミの処理問題に関して、技術的には…