2月
14

2020/02/14【WHOだけでなく台湾の国連加盟の後押しを!】

 新型コロナウイルスの感染が世界的に広がる中、WHOの専門家会合に台湾の専門家の参加が認められました。    中国共産党政府は、「一つの中国」という考え方から、国連総会に台湾としての参加を認めておらず、特に蔡英文政権になって以降は、オブザーバーとしての参加も認めていませんでした。  WHOも原則、中国の考え方に従ってきました。    今回も中国政府は、感染拡大という緊急事態にあっても台湾の参加を認…

2月
08

2020/02/08【新型肺炎の感染拡大で心配されること】

 横浜港に停泊中の大型クルーズ船の船内で新型コロナウィルスによる集団感染が発生しています。  改めて閉空間での伝染病の怖さが浮かび上がりました。    ここで心配されるのがウイグルの人達のことです。  中国政府は、100万人以上ものウイグル人を職業訓練施設と称する強制収容所に入れています。  この強制収容所の環境は劣悪とされ、多くのウイグル人が事実上の投獄状態にあります。    仮に、こうした強制…

1月
28

2020/01/28【観光立国で中国に依存するのは危うい】

 中国政府は、新型肺炎の対策として27日から団体旅行を中止しています。  日本でも訪日する中国人が減少し、観光業を中心に影響が広がっています。      個人旅行客を含め、日本への旅行を中止した中国人の内、団体旅行客は全体の3割程度と見られています。  これまでの中国人訪日客の旅行支出の総額は年間1兆7千億円以上と試算されていますので、これが減少することは日本経済にとって大きな影響があります。  …

1月
17

2020/01/17【日本もトランプ流の対中貿易交渉を】

 米中の貿易交渉は、第一弾の合意に達しました。  市場はとりあえず好感を持って迎えているようですが、トランプ大統領が繰り出す関税強化をはじめとする対中貿易カードは、世界経済を混乱に陥れるとして批判されてきました。  しかし、今ではトランプ大統領と対立する米国民主党からも、今回の合意内容は甘すぎるとの声が上がるほどになっています。    振り返ってみれば、トランプ大統領が強硬な対中貿易カードを切って…

1月
15

2020/01/15【国賓でいいのか】

 尖閣諸島沖の日本の領海に、中国海警局の公船4隻が侵入しました。  中国の公船による領海侵犯は、今年に入って既に2回目です。  これは日本の主権に対する重大な侵害行為です。    また、中国は、東シナ海のガス田開発を一方的に進めたままですし、日本周辺での中国軍の活動は活発化した状態であり、多数の中距離弾道ミサイルの照準を日本に向けていることも周知の事実です。  更に、香港や台湾への圧力を強めていま…

1月
13

2020/01/12【中国バブル崩壊に備えて日台経済関係の強化を】

 台湾の総統選挙では、中国共産党と距離をおく民進党の蔡英文氏が再選しました。  台湾の自由・民主・信仰を守る上で、蔡総統の勝利はたいへん重要であったと言えます。    一方で、今回の蔡総統の勝利で、中国は台湾に対し、軍事・外交的な圧力とともに、経済的な圧力も強めてくることが予想されます。    蔡総統も、中国に進出した台湾企業を台湾国内へ回帰することを促す政策を強化し、一定の成果を上げていますが、…

1月
07

2020/01/07【名実ともに“航空宇宙自衛隊”を言える体制づくりを】

 政府は航空自衛隊の名称を「航空宇宙自衛隊」に変える検討を行っているとのことです。  中国が宇宙空間での軍事的な優位を確保しようと力を入れる中、米国は既に陸海空軍などと並ぶ「宇宙軍」の創設を明らかにしており、日本としても安全保障上、必要な措置と言えます。    ただ、現在の日本の宇宙防衛関連の体制としては、宇宙空間の物体を監視する部隊がある程度です。  中国は、既に人工衛星を破壊する兵器を保有し、…

12月
30

2019/12/30【備えるべきは露国よりも中国の脅威】

 ロシアは極超音速兵器を実戦配備したと発表しました。  極超音速兵器とは、弾道ミサイルに搭載し飛行経路を自由に変えることができる弾頭のことで、既存のミサイル防衛システムでは迎撃できないとされます。    こうしたことから米国だけでなく、日本でもロシアを冷戦時代のソ連と同様に敵とみなし、厳重な対抗手段を講じるべきとの声があります。    ただ、ロシアは、個々の兵器では世界最高水準の優れたものがあるこ…

12月
20

2019/12/20【2隻目の空母がさらなる脅威に】

 中国として2隻目となる空母「山東」が就役しました。  1隻目の空母「遼寧」は、旧ソ連で20年以上前に放棄された空母を、中国が入手して修理・改装を施し就役させたものだったこともあり、多くの制約があって稼働率が高くない状態が続いています。  一方、山東は遼寧の経験を踏まえて中国が一から建造した、いわば「使える空母」となっています。  その山東は、南シナ海に配備される見通しで、尖閣諸島など日本周辺での…

12月
18

2019/12/17【ウイグル弾圧の悲痛な叫びに耳を傾けるべき】

 英国のプロサッカーリーグの選手が、中国のウイグル政策を批判し、中国政府が猛反発をしています。    中国政府は、「当該選手はうそのニュースに影響されている」としています。  しかし、街中に監視カメラが設置され、更にはウイグル人の囚人の臓器売買まで行われている疑いがあるという調査報告まであります。  よって、「コーランは焼かれ、モスクは閉鎖され、宗教学者は殺害され、兄弟たちが強制収容所に送られてい…