尖閣諸島沖の日本の領海に、中国海警局の公船4隻が侵入しました。
中国の公船による領海侵犯は、今年に入って既に2回目です。
これは日本の主権に対する重大な侵害行為です。
また、中国は、東シナ海のガス田開発を一方的に進めたままですし、日本周辺での中国軍の活動は活発化した状態であり、多数の中距離弾道ミサイルの照準を日本に向けていることも周知の事実です。
更に、香港や台湾への圧力を強めていますし、ウイグル、チベットなどでは大規模な弾圧を行っています。
他にも、南シナ海問題をはじめ、各地の独裁政権を支援したり、途上国を債務漬けにしたりしていることも問題となっています。
その中国の最高責任者を、日本は今春、国賓として招こうとしています。
どのような相手であろうと会って話をすること自体を否定するものではありませんが、国賓としてもろ手を挙げて歓迎することが本当に正しいことなのでしょうか。
日本はかつて、天安門事件で孤立した中国を、事件の真相をうやむやにしたまま、国際社会に引き戻したことがありますが、同じ轍を踏むべきではないと感じます。