外交・国防・安全保障
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5月18
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2020/05/18【台湾の参加を後押しない政治家はどうなのか⁉】
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WHOの年次総会に台湾が参加できるか否かに注目が集まっていました。 米国を中心に台湾の参加を強く後押ししていましたが、中国の強い反対で、17日時点で台湾の参加は叶っていません。 こうした動きについて中国共産党政府は、台湾の独立に繋がる動きだとして強く反対しました。 しかし、台湾は、独立を明確に宣言した訳ではありませんが、事実上、独立した民主国家です。 しかも、歴史上、中国共産党政府が台湾…
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5月13
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2020/05/13【治療薬を外交カードにさせてはならない】
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世界中で、新型コロナウィルスの治療薬の治験が進み、いくつもの薬が有望となっています。 根治への特効薬はもう少し時間がかかるかもしれませんが、ウィルスの増殖を抑える効果が期待される薬は複数確認されており、そうした薬が感染の初期段階に処方されるようになれば、新型コロナウィルスを過度に恐れる必要はなくなでしょう。 ただ、そうした薬の中には、原材料の多くを中国に依存しているものがあるとされます。…
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5月09
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2020/05/09【なぜ日本の政治家は中国の責任を追及しないのか】
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新型コロナウィルスの感染起源が中国国内の研究施設である疑いが濃厚になっています。 米政府も多くの証拠からその見方を強めており、欧州の各国もこの流れに追従しつつあります。 一方、日本国内では、幸福実現党が既に4月25日の時点で、日本政府に対し「国際社会と連携して武漢ウィルス研究所等への査察を求める要望書」を提出しています。 しかし、政府・与党をはじめ野党からも中国政府の責任を問う声は…
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4月26
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2020/04/27【前文から間違っている日本国憲法】
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コロナ禍の中にあって、自民党の一部などから憲法改正を求める声が上がりました。 これに対し、日本中が感染拡大に追われる中での憲法改正論議は、究極の火事場泥棒などと批判され、その改憲の声は急速に萎んだように見えました。 一方、コロナ禍の中にあって、中国は軍事挑発の手を緩めようとしていません。 読売新聞によると、今年1~3月の中国公船による尖閣諸島周辺の接続水域内への進入が前年同期比で57%増え…
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4月22
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2020/04/22【日本独自の抑止力の強化を】
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米軍はグアム島に配備している爆撃機を撤退させ、米本土からの運用に切り替えると発表しました。 表向きは、爆撃機を後方に配備し、必要に応じて前方展開することで、爆撃機運用の柔軟性を上げるためとされます。 しかし、グアム島は、中国軍が大量に配備しているとされる中距離弾道ミサイル等の射程圏内にあるため、戦力を温存するために後方に退いたとする見方が一般的です。 即応性という点では、極東の…
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3月31
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2020/03/31【台湾の特別な計らいに応えてほしい】
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タレントの志村けんさんが新型コロナウィルスによる肺炎でお亡くなりになりました。 世代を超えて長年に渡りお茶の間に笑いを届けて下さった志村さんの訃報に際し、心からお悔やみを申し上げたいと思います。 日本中に衝撃が走ったこの訃報に海外からもコメントが寄せられており、中でも台湾の蔡英文総統はいち早くSNSでコメントを投稿し、日本国民に対し「特別な計らい」を示しています。 これまでにも台湾…
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3月05
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2020/03/05【弾道ミサイル発射で本当に懸念すべき国は】
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過日、北朝鮮が短距離弾道ミサイル2発を日本海に向けて発射しました。 日本をはじめ世界中が新型コロナウイルスへの対応に追われている中での発射は、各国の動きを探るための挑発行為とも見て取れます。 これに対して、国連の安保理では、今月の議長国を務める中国が、本件を問題視しない姿勢を示しています。 過去にトランプ大統領も北朝鮮による短距離弾道ミサイルの発射は問題視しない姿勢を示したことがあるの…
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2月29
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2020/02/28【日本は地域の安全保障により一層の貢献を】
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海上自衛隊の護衛艦「たかなみ」が、先に増派された海上自衛隊の哨戒機とともにアラビア海などでの情報収集活動を開始しました。 日本国内では、新型コロナウイルス関連の話題で持ちきりなので、あまり大きくは報道されませんでしたが、アデン湾などでの海賊対策に続く中東地域での自衛隊の活動領域拡大は、日本がリーダー国家になるために一歩前進したと言えると思います。 ただ、今回の護衛艦の活動は、日本に関係する船…
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2月27
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2020/02/27【憲法に照らし合わせても国賓待遇には疑問が】
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新型コロナウイルスの影響で、中国最大の政治イベントである全人代が延期されました。 これに伴い習近平主席の国賓としての訪日も延期される公算が高まっています。 しかし、「延期」ではなく「白紙に戻すべき」ではないでしょうか。 日本国憲法の前文には「平和を愛する諸国民の公正と信義に信頼して」とあります。 中国が行っているウイグルでの弾圧、同様にチベットや内モンゴルの問題、最近では香港や台湾に対す…
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2月19
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2020/02/19【冷静に日露平和条約の締結に向けた努力の継続を】
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先日、ソフトバンクの社員が機密情報を持ち出したとして逮捕される事件がありました。 警察は、ロシアによるスパイ事件と見ており、ロシアの外交官を書類送検する方針とのことでした。 ただ、今回、持ち出された情報は、通信設備の設置や管理に関するものとされ、軍事技術や部隊情報の取得を狙って主に自衛隊員を対象としていたこれまでのスパイ事件とは様相を異にします。 これが事実なら、国家が安全保障のために…