コロナ禍の中にあって、自民党の一部などから憲法改正を求める声が上がりました。
これに対し、日本中が感染拡大に追われる中での憲法改正論議は、究極の火事場泥棒などと批判され、その改憲の声は急速に萎んだように見えました。
一方、コロナ禍の中にあって、中国は軍事挑発の手を緩めようとしていません。
読売新聞によると、今年1~3月の中国公船による尖閣諸島周辺の接続水域内への進入が前年同期比で57%増えたとのことです。
また、4月25日の那覇空港のライブ映像配信でも、休日にもかかわらず自衛隊のF-15戦闘機が幾度も緊急発進している様子が見て取れました。
日本国憲法の前文には「平和を愛する諸国民の公正と信義に信頼して」とありますが、少なくとも中国共産党政府は平和を愛しているとは言えないことが明らかです。
しかも、中国はもちろん北朝鮮も核兵器開発を国の最優先事項の一つとして進めています。
つまり、日本国憲法は前文からしてすでに間違っていると言っても過言ではないのです。
感染拡大への対応は急務ですが、だからと言って憲法改正議論を棚上げしている場合ではないのではないでしょうか。