過日、北朝鮮が短距離弾道ミサイル2発を日本海に向けて発射しました。
日本をはじめ世界中が新型コロナウイルスへの対応に追われている中での発射は、各国の動きを探るための挑発行為とも見て取れます。
これに対して、国連の安保理では、今月の議長国を務める中国が、本件を問題視しない姿勢を示しています。
過去にトランプ大統領も北朝鮮による短距離弾道ミサイルの発射は問題視しない姿勢を示したことがあるので、同様の対応にも見えるかもしれません。
しかし、今回の北朝鮮の弾道ミサイル発射よりももっと懸念すべきは、中国による弾道ミサイルの発射ではないでしょうか。
なぜならば、産経新聞の報道では、中国は昨年1年間に開発や訓練のために100発を超える弾道ミサイルの発射を繰り返していたからです。
この中には、日本を標的にしたミサイルも多数含まれていると見られています。
しかし、中国によるこうした弾道ミサイルの発射を制限する国際的な取り決めは事実上ありません。
こうした点だけを取ってみても、習近平主席を日本に国賓として迎えることは、相応しくないことが分かると思います。