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2020/05/13【治療薬を外交カードにさせてはならない】

 世界中で、新型コロナウィルスの治療薬の治験が進み、いくつもの薬が有望となっています。
 

 根治への特効薬はもう少し時間がかかるかもしれませんが、ウィルスの増殖を抑える効果が期待される薬は複数確認されており、そうした薬が感染の初期段階に処方されるようになれば、新型コロナウィルスを過度に恐れる必要はなくなでしょう。

 ただ、そうした薬の中には、原材料の多くを中国に依存しているものがあるとされます。

 今回の世界的なパンデミックを引き起こした責任の多くが、中国政府にあることは明らかであり、世界から中国の責任を問う声が上がり始めています。

 ですから、中国政府は責任逃れのために、そうした原材料の供給を政治・外交カードにしてくることは十分考えられます。
 

 「中国政府の言うことを聞かない国には原材料を供給しない」などと言わせないように、世界各国が厳しい姿勢で中国に臨む必要があります。

 原材料欲しさに中国への追及の手を緩めるようなことがあれば、それは正に中国の思う壺ではないでしょうか。