WHOの年次総会に台湾が参加できるか否かに注目が集まっていました。
米国を中心に台湾の参加を強く後押ししていましたが、中国の強い反対で、17日時点で台湾の参加は叶っていません。
こうした動きについて中国共産党政府は、台湾の独立に繋がる動きだとして強く反対しました。
しかし、台湾は、独立を明確に宣言した訳ではありませんが、事実上、独立した民主国家です。
しかも、歴史上、中国共産党政府が台湾を支配したことは一度もないのです。
「一つの中国」なる考え方は、もはや実態とかけ離れていることは明確です。
世界的な公衆衛生上の危機の最中にあって、WHOの年次総会に、政治的な問題を持ち込むことは人道に反するのではないでしょうか。
ですから、日本政府も国際正義の観点から、より強く台湾の参加を後押しすべきでした。
既存の日本の政治家は、なぜか中国共産党の意向に反する行為には及び腰ですが、この問題は、与党も野党も厳しい態度で中国にせまるのが筋であると考えます。