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5月14
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2017/05/14【有事でも日本政府がTHAAD導入を見送るのは中国への配慮か?】
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日本では弾道ミサイル迎撃のために、イージス艦のSM3と陸上のPAC3との間を埋める迎撃システムとして、陸上配備型イージス・システム(イージス・アショア)の導入が既定路線のようです。 先にこのブログでも触れましたが、PAC3の迎撃可能範囲は日本全土をカバーするにはあまりにも狭いため、イージス・アショアの導入で、弾道ミサイル迎撃体制は強化されることになります。 ただ、既存の弾道ミサイル迎撃システム…
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5月12
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2017/05/13【東京都に真なる繁栄をもたらすために】
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東京オリンピックの東京都以外での仮設整備費を、東京都が負担することを小池知事が表明しました。 もともとは組織委員会が負担するとされていた500億円とも言われるこの費用負担は、組織委員会の財政事情により拠出が困難となり、誰が負担するかと言うことで宙に浮いた状態でした。 自民党などからは、都の負担表明が遅いなどとして非難する声が上がっていますが、東京都民からも更なる多額の費用負担に疑問の声が上がっ…
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5月12
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2017/05/12【基地周辺住民の安全のためにも辺野古移設の早期実現を】
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沖縄県の米軍嘉手納基地の敷地内で、夜間のパラシュート降下訓練が行われ、沖縄県は沖縄防衛局に対し米側に抗議するよう要請しました(※)。 沖縄県では、過去にパラシュート降下訓練で住民を巻き込む事故が発生したことがあり、一般住民の居住地に近い場所での、しかも難易度がより高くなる夜間訓練に、沖縄県などが反発したものです。 ただ、今回の訓練の目的は、兵士の練度の維持・向上だけでなく、朝鮮半島情勢が…
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5月11
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2017/05/11【韓国で親北朝鮮?政権が誕生】
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韓国の大統領選で革新系の文在寅氏が当選しました。 文大統領の誕生で、日本として気になるのは、文氏が反日・親北朝鮮と言われている点です。 韓国の外交政策を観る限り、反日に関してはどの候補者もほぼ一様ですが、文氏は一貫して北朝鮮に融和的な態度を取っており、「北朝鮮は主敵ではない」と発言しています。 しかし、韓国軍は、対北朝鮮を念頭に編成されている訳ですから、文氏の発言を鵜呑みにすれば、韓国軍は大…
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5月09
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2017/05/10【憲法改正を行う理由が二枚舌では民意はついてこない】
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安倍首相は、昨年、集団的自衛権の行使容認を含む安全保障関連法を、ほとんどの憲法学者が違憲としたにもかかわらず、日本の安全保障のために必要であるとして成立させました。 安全保障関連法は、まだまだ不十分な内容だと思いますが、日本を取り巻く現下の情勢を踏まえれば、安全保障関連法を成立させた安倍首相の姿勢は一定の評価ができるものでした。 一方、安倍首相は、憲法改正案として第9条に自衛隊に関する条項を…
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5月09
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2017/05/09【フランスは中国とどういう関係を築くのか】
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注目されていたフランス大統領選で、中道無所属のマクロン氏が、極右政党のルペン氏を破って当選しました。 マクロン氏は、EUの枠組維持、難民排斥反対、反保護貿易などを訴えており、マクロン氏の当選で、フランスの政治に大きな変化はないとして市場などからは好意的に受け取られているようです。 一方、敗れたルペン氏も、得票数を伸ばし極右政党の候補としては過去最高の得票を得ました。 ルペン氏は、フランス…
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5月08
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2017/05/08【韓国での邦人保護は万全か?】
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政府は、朝鮮半島有事の際の邦人保護について、空路が利用できない場合、在韓米軍が陸路で韓国南部に輸送し、その後、海自艦が日本に輸送することを検討している模様です(※)。 検討内容の詳細は判明していませんが、「20万人もの在韓米国人に加えて、観光客を含めると3万人以上にものぼる在韓邦人を輸送する余力が在韓米軍にあるのか」、「韓国が輸送艦などの海自艦の入港を認めるのか」、「既に多数が侵入しているとさ…
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5月07
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2017/05/07【憲法に高等教育の無償化を加えていいのか?】
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憲法記念日に安倍首相が示した憲法改正の具体項目について、もう一つすんなりとは看過できないのは「高等教育の無償化」についてです。 自民党は、過去の国政選挙で、無償化を義務教育以外にも拡大する公約を掲げた民主党などに対して、「財源が無い」、「バラマキだ」、「既に低所得者層には支援制度がある」などと批判していたように記憶しています。 にもかかわらず、国家運営の基礎となる憲法に高等教育の無償化を加…
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5月06
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2017/05/06【またも“憲法自体が憲法違反”になる!?】
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日本国憲法は国民主権の考え方のもとで作られています。 前文に「主権が国民に存することを宣言し」とありますし、第1条にも天皇の地位について「主権の存する日本国民の総意に基く」とあります。 しかし、第9条を条文通りに素直に読めば、戦力の不保持を謳ったり、交戦権を認めなかったりと、主権者である国民が、防衛をしようとしてもできないことになっています。 つまり、第9条自体が国民主権に違反していると言え、…
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5月05
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2017/05/05【トランプ大統領の出方に日本政府は対応できるか】
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中国と北朝鮮がお互いに名指しで批判を展開しています。 中国が米国の求めに応じる形で北朝鮮に対する経済制裁を強めたことに北朝鮮が反発しているもので、異例と言ってもいいかもしれません。 実際のところ中朝がどの程度本気かは分かりませんが、中朝の関係にくさびを打ち込むことができたとすれば、トランプ大統領の成果です。 長年、米国をはじめとする国際社会は、北朝鮮制裁で中国を本気にすることができなかった…