復興・技術・未来
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10月03
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2014/10/03【自動運転車】
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IT企業のグーグルは、2017年の実用化を目指してハンドルやアクセルの無い完全自動運転の自動車を開発していますが、自動運転に不可欠のセンサーの問題で、実用化が遅れる見通しとなっています。 問題のセンサーは道路や周囲の状況を把握するために使用するもので、雨や雪が降るとそれらを障害物と判断して動けなくなるとのことです。 毎年、世界では多くの人が交通事故で亡くなっていますが、完全自動運転の自動車が実用化…
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10月02
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2014/10/01【頼りになる自衛隊】
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御嶽山の噴火による犠牲者は47人にのぼっており、戦後最悪の火山災害になっています。 犠牲となった方々には心よりご冥福をお祈り致します。 救助隊では、更なる行方不明者がいないか、今後も引き続き捜索救難活動を行う予定とのことです。 今回の災害で捜索救助活動を行っている消防、警察、自衛隊など、現場で活動にあたる全ての方々には、たいへん頭が下がる思いです。 一方で、こうした災害…
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9月25
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2014/09/25【CO2を削減するのであれば原発の再稼動を】
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国連総会に合わせて開催されていた国連気候変動サミットが閉幕し、参加した多くの首脳が温室効果ガスを削減させることを表明しました(※1)。 確かに、CO2などの温室効果ガスの排出量は20世紀以降急速に増加していますが、近年の地球温暖化の要因が温室効果ガスであるとする考えは、実は仮説の一つに過ぎません。 仮説に基づいて各国が行動することに違和感を覚えますが、仮に日本がCO2排出量を削減するのであれば…
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9月19
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2014/09/18【円安を喜んでいいのか】
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円相場が6年ぶりに108円台の円安となりました。これを受けて、輸出関連を中心に株価が上昇し、年初以来の1万6千円台を回復しました。 確かに円安になれば海外での価格競争力が上がるため輸出が有利になりますが、一方で、原材料の輸入コストが上昇するため弊害も大きくなります。 財務省が発表した8月の貿易収支は9,485億円の赤字と、26カ月連続の赤字となっています(※1)。 原発…
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9月11
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2014/09/11【朝日新聞が原発報道でも誤報】
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朝日新聞が、福島第一原発の事故に関して、事故後、多くの原発職員が所長の命令に反して撤退していたと報じた記事を、誤りであったとして撤回しました(※)。 朝日新聞の自らの過ちを認める姿勢は評価できますが、今回の誤報は、東電社員のみならず日本の技術者全体を貶めるものであり、いわゆる従軍慰安婦の報道に関する誤りと合わせて、大手の報道機関として責任がたいへん大きいと言えます。 1…
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9月08
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2014/09/07【無人機導入の有効性】
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日米が共同利用している青森県の三沢基地に、現在、米軍の無人偵察機2機が一時的に配備されています。 9月7日に行われた三沢基地航空祭では、この無人偵察機「グローバルホーク」が一般に展示されました(※)。 グローバルホークは、武装を有しておらず、主に地上の様子を様々な搭載機器で偵察することを任務としています。 一般に無人機は、人間であるパイロットが搭乗するが故の制約が無いため、機体を簡素…
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9月06
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2014/09/06【防災インフラを整備加速を】
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広島市で8月に発生した豪雨による土砂災害では、72人の方が亡くなり、今も2人の方が行方不明となっており、多くの方々が避難生活を続けています。広島市は、13年ほど前になりますが、家族4人で暮らしたこともあり、私の個人的なゆかりの地でもあり、たいへん心を痛めております。 広島市は予てからがけ崩れの危険性などが指摘されていたものの、広島という大都市の近郊でもこうした大きな災害…
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8月25
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2014/08/25【健康被害が起きないことが裏付けられた】
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福島県が行っている原発事故後の子供の甲状腺がんの検査で、甲状腺がん及びその疑いとされる子供の割合は0.03%と、放射能の影響が見られないという結果が報告されました(※)。 甲状腺がんは一定量の放射性ヨウ素により引き起こされることがありますが、今回の検査結果から、予てから専門家が指摘する通り、福島第一原発の事故で飛散した放射性ヨウ素によって健康被害は起きないということが裏付けられた格好です。 原…
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8月21
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2014/08/20【天意に耳を傾ける謙虚さ】
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広島市で局地的な豪雨による土砂崩れが相次ぎ、40名以上の方が死亡または行方不明となっています。 お亡くなりになられた方には心よりお悔やみ申し上げるとともに、行方不明の方の一刻も早い救出を願っております。 また、被災された方々には心よりお見舞い申し上げます。 今年は、真夏だというのに各地で天候不順が続き、先週は京都・兵庫北部、今回は広島と、大規模な災害に繋がっています。 考えてみれば、近年は毎年…
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8月05
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2014/08/05【真実の究明こそ、科学者の死に報いる】
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STAP細胞を巡る問題で、論文の共同執筆者であり指導者であった理研の発生・再生医学総合研究センターの笹井芳樹副センター長が自殺によりお亡くなりになったとのことです。同氏のご冥福を心よりお祈りしたいと思います。 一連のSTAP細胞を巡る問題で、笹井氏は責任を感じて、死を選んだものと推測されます。問題となったSTAP細胞に関する論文に不備がったことは事実であり、その意味では笹井氏に指導者…