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2014/10/01【頼りになる自衛隊】

御嶽山の噴火による犠牲者は47人にのぼっており、戦後最悪の火山災害になっています。

犠牲となった方々には心よりご冥福をお祈り致します。

救助隊では、更なる行方不明者がいないか、今後も引き続き捜索救難活動を行う予定とのことです。

 

今回の災害で捜索救助活動を行っている消防、警察、自衛隊など、現場で活動にあたる全ての方々には、たいへん頭が下がる思いです。
 

一方で、こうした災害救助の場面で、「本当に自衛隊が必要なのか」という声が聞こえてくることに残念な気持ちにさせられます。

「消防や警察の装備を充実させろ」とか、「大規模災害に備えた救助専門の組織を発足させろ」とか、自衛隊を関与させたくない意図のようです。

 
しかし、消防や警察の装備を充実させたり、救助専門の組織を発足させたりしたところで、悪条件であればあるほど災害救助の現場で自衛隊以上に頼りになることはないのではないでしょか。

 

なぜならば、自衛隊は戦闘下で活動を前提に訓練されているため、平時での活動が前提となっている他の組織とは次元が異なるからです。

消防や警察の方々も命を張って活動しておられますが、自衛隊員は敵があらゆる手段で自らの命を奪おうとしている中で活動することが前提となっているのです。

 

私は、今後も災害現場での自衛隊の活動に期待したいと考える者の一人です。

自衛隊を暴力装置などと呼ぶ政治家もいましたが、私は、文字通り命を張って国民を守る任に就いている自衛隊の方々を心より尊敬したいと思います。

現実に自衛隊があることで守られる平和があるというを忘れてはならないと考えます。