9月
27

2018/09/27【北朝鮮の可能性に目を向ける】

 安倍首相は国連総会で演説し、北朝鮮問題について、「北朝鮮が持つ潜在性を解き放つため助力を惜しまない」と述べました(※)。    安倍首相は、6月の米朝首脳会談の直後には「私は騙されない」と述べるなど、北朝鮮の変節に懐疑的でしたが、ここに来て安倍首相の姿勢にも変化が表れていることが分かります。    その理由として、もちろんトランプ大統領によるところが大きいと思います。  また、幸福の科学の大川隆…

9月
21

2018/09/21【国防のための軍事研究に理解を】

 防衛省は極超音速ミサイルの開発に乗り出す方針を決めたとのことです(※1)。  極超音速ミサイルとは、音速を遥かに超えた速度のミサイルのことで、同じく音速を遥かに超える弾道ミサイルとは異なり、機動の自由度が高いことが特徴です。  防衛省では、対艦ミサイルに応用することを想定しているようです。    極超音速飛翔体については、戦場の主導権を一変させる可能性がある次世代の兵器として、米中ロなどが開発に…

9月
18

2018/09/18【自衛隊が南シナ海で大きな一歩】

 海上自衛隊の潜水艦「くろしお」が、南シナ海で他の自衛艦と演習を行った後、ベトナムのカムラン湾に入港しました。  ベトナムに海上自衛隊の潜水艦が寄港するのは初めてですし、潜水艦の行動自体を公表することも極めて異例です。    演習を行った海域は中国が主張する南シナ海の九段線の内側と見られ、西沙諸島などで中国と対峙しているベトナムとの連携も示す形となり、中国に対する強い牽制となるものです。    「…

9月
15

2018/09/16【日米同盟を重視する理由とは】

 立民党の枝野代表は、訪米先で、地元の民意に反して辺野古移設を進めることは、将来の日米同盟に悪影響を与えるので、日米同盟を重視する立場から辺野古移設を中止すべきとの考えを示しました。    しかし、この考え方からすると、普天間基地の閉鎖が遅れることは確実です。  普天間基地の移設を急ぐ理由の一つに、住宅地に隣接した基地の危険性があります。    普天間基地が長く存続すればするほど、航空機事故の危険…

9月
13

2018/09/13【知事選の争点が移設問題でいいの?】

 沖縄県知事選が告示され4人が立候補しました。  今回の選挙では、普天間基地の辺野古移設が最大の争点となっています。  沖縄県では、米軍基地があることで良きにつけ悪しきにつけ生活に大きな影響があることは理解できますが、国全体の安全保障に関わる問題が一地方自治体の首長選の最大の争点となることに少なからず違和感を覚えます。  普天間基地の移設問題の根底には、日本を取り巻く安全保障環境があります。  端…

9月
12

2018/09/12【露が平和条約の考えを示した今こそ】

 ロシアのプーチン大統領は、東方経済フォーラムで、年末までに前提条件なしに日本との間で平和条約を結ぶ考えを示しました。  これは日本にとって、極めて重要な提案です。  幸福の科学の大川隆法総裁は、既に2年前の講演で、日本を取り巻く情勢を鑑みて、北方領土問題を棚上げしてでも日露平和条約を結ぶべきとの考えを示しており、日露の関係強化がいかに大切であるかということを訴えていました。  しかし、日本政府は…

9月
10

2018/09/10【米国の厳しい姿勢はなぜか】

 トランプ大統領は、米国の貿易赤字削減に向けて、日本に対しても攻勢を強めています。  日本にとっては、輸出の主力である輸入車に高い関税を掛かられるのは、何としても避けたいところですが、外国メーカーにシェアを奪われている米国の自動車メーカーにとっては、国内での製造能力があるうちに、何とか体制を立て直したいというのが本音ではないでしょうか。  米国では今年春に象徴的な出来事がありました。  米国三大自…

9月
08

2018/09/08【台湾を大切にする島国の矜持】

 太平洋の島国ナウル共和国は、太平洋諸島フォーラム(PIF)で、域外国として参加している中国に対し、振る舞いが横暴だとして謝罪を要求しています。      発端は、ナウルと外交関係の無い中国の外交官が、PIF参加のため外交旅券で入国しようとしたところ、ナウルが一般旅券で入国するよう求めたことにあります。    ナウルは、台湾と外交関係を維持している数少ない国の1つですが、経済支援を背景に太平洋諸国…

9月
03

2018/09/02【災害発生時の国防も万全に】

 9月1日は防災の日でした。  近年、マグニチュード9クラスの南海トラフ地震の発生が懸念されており、太平洋岸を中心に東海地方や近畿、関東などの主要都市も被災すると予想されています。  予想される被害は、東日本大震災の被害を遥か超え、まさに「国難」になるとも言われています。    被害想定が明らかになってくるとともに、政府・自治体、企業から個人に至るまで、南海トラフ地震に対する様々な備えが進みつつあ…

8月
29

2018/08/29【中国によるウイグル民族の弾圧に目を向けるべき】

 幸福実現党の及川外務局長が国連の人種差別撤廃委員会で、中国によるウイグル民族への弾圧についてスピーチをしました(※)。  その中で、及川氏は、中国政府によるウイグル民族に対する過酷な弾圧の実態を明らかにし、強制収容されている人数は、最大300万人にものぼるとしています。  第二次世界大戦の終戦時にナチスが強制収容していた人数が71万人ですから、数字を見る限りナチス以上の弾圧が行われていることにな…