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1月15
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2017/01/15【裁判費用を明らかに!】
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普天間基地の辺野古移設について、沖縄県は新たに埋め立て承認の撤回処分を検討しているとのことです(※1)。 昨年、埋め立て承認の取り消しを巡る最高裁判決では、沖縄県側が敗訴し、移設工事が再開されたばかりですが、今回は、埋め立て承認後に新たな事情の変化により承認を取り消すことを検討しているとのことです。 その新たな「事情の変化」とは、具体的に何を指すのかは不明ですが、例えば、先のオスプレイの不時…
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1月13
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2017/01/14【退任間際の駆け込み政策の1つか?】
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米国は、ポーランドに戦車などからなる地上部隊を新たに派遣しました。 米国は、冷戦終結後、欧州から陸軍の機甲部隊を引き上げていましたが、今回、ロシアの脅威に対抗するためとして、3,500人規模の旅団がポーランドに駐屯することになりました(※)。 これに対し、飛び地の国境がポーランドと接しているロシアは強く反発しています。 オバマ大統領は、以前から計画されていたこととは言え、米大統領の交代が間…
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1月12
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2017/01/13【トランプ革命が日本の農業にもたらす影響】
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トランプ次期大統領の就任前の記者会見が行われました。 会見の内容は、トランプ氏が選挙戦やその後のSNSなどで発信していた内容と、概ね同じだったのではないでしょうか。 先の国会では、大荒れの中でTPP関連法案が成立しましたが、今回の会見では、TPPについての言及は有りませんでした。 ですが、トランプ氏は公約通りに大統領に就任して早々、TPPから離脱するものと思われます。 TPPは米国抜きでは事…
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1月12
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2017/01/12【台湾のエネルギー政策の懸念】
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台湾の立法院は、いわゆる脱原発法を可決しました。 これは、2025年までに現在稼働中の3つの原発を廃止するもので、蔡英文総統の選挙公約でもありました。 これにより台湾は、再生可能エネルギーの促進を図るものとみられますが、他国のこととは言え、実現すればエネルギー安全保障上、重大な懸念が生じることになります。 台湾のエネルギー自給率に占める原子力の割合は2割弱で、原発の設備容量は500万キロ…
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1月11
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2017/01/11【浪費を勧める政府とは】
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最近、「プレミアムフライデー」という言葉を見聞きします。 これは、金曜日の退社時間を早めて余暇や飲食などに費やす時間を増やそうという政府が主導する取り組みのことです。 退社時間を早めることによる業務上の弊害などが指摘されるものの、確かに早く帰宅ができれば豊かな生活の演出が可能かもしれません。 しかし、こういった取り組みを政府が主導する背景には、手段を選ばずとにかく消費を喚起して経済の活性化に…
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1月10
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2017/01/10【統合防衛戦略の見直しを】
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台湾の蔡英文総統は、中南米訪問の途中、経由地である米国で、共和党の有力国会議員らと会談しました。 これに対し中国は、蔡氏との会談を拒否するよう求めるなどして、神経を尖らせています。 先月は、トランプ次期大統領が蔡氏と電話会談を行い、中国は露骨に不快感を示し、南シナ海や東シナ海などで軍事的な示威行動を活発化させています。 こうした中国の動きから、台湾との関係構築が、中国に対する外交カードとして…
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1月09
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2017/01/09【大統領選に影響したのは?】
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米国の国家情報長官室は、先の米大統領選で、ロシアのプーチン大統領がクリントン陣営を妨害するために、サイバー攻撃を仕掛けたなどとする報告書を公表しました。 米国では、得票では僅差だった大統領選は、結果が出た今でもトランプ氏の当選に不満を持つ国民が少なくなく、今回の報告書からは、ロシアの干渉によってクリントン氏が落選したとの印象を受ける人も多いのではないでしょうか。 報告書では、サイバー攻撃の内…
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1月07
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2017/01/08【ここにもロシア制裁に参加したツケが】
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中国が最新鋭のロシア製戦闘機の引き渡しを受けたとの報道がありました(※)。 この戦闘機は「Su-35」で、いわゆるステルス機ではありませんが、自衛隊の主力戦闘機である「F-15」を凌駕するとの評価があるほど戦闘能力が高く、ロシアでも配備が始まって間もない機体です。 ロシア側は、当初、中国への技術流出を懸念して輸出を見合わせていましたが、今回、引き渡しに至った経緯は不明です。 中国は、スパイ活…
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1月06
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2017/01/07【生前退位の論点整理を行う前に】
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天皇陛下の生前退位を巡る政府の有識者会議は、今月を目途に論点整理を行う予定とのことです。 有識者会議のこれまでの検討内容は、「今上天皇一代に限って特措法により認める」、「皇室典範の改正により恒久的な制度とする」という2つが柱となっているようです。 ご高齢の天皇陛下の身を案じる国民感情も理解できますが、「日本国の象徴」であり、「神道のトップ」でもある天皇という地位は、たいへん重いものである…
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1月06
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2017/01/06【長時間労働の是非について】
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長時間労働が社会問題化しており、今月召集される国会では、与野党ともに長時間労働を規制する法案の成立を目指しています。 電通の事件でも明らかになったように行き過ぎた長時間労働には歯止めをかける必要があります。 一方で、長時間労働を一律に「悪」と決めつける風潮に違和感を覚える人も多いのではないでしょうか。 なぜならば、本来、働くことは美徳であり、戦後、日本が急速に発展したのも、「モーレツ社員」と…