8月
11

2015/08/11【自国のために戦った軍人に対し感謝と畏敬の念を】

 戦後70年の今年、様々なメディアで先の大戦を振り返る特集がなされています。 戦前・戦中・戦後と、多くの国民がたいへんな苦労をされて今日があるわけですから、大戦を振り返ることは大切なことです。  しかし、そうしたメディア、特に左翼色の強いメディアに登場する日本の軍人は、残虐であったり、逆にたいへん過酷な目に遭った被害者であったりという姿で描かれているものが多いと感じます。 しかし、私は、そうしたメ…

8月
07

2015/08/07【有識者懇談会の報告書に疑問を感じます】

 安倍首相が戦後70年談話を発表するにあたり参考とするために設けた有識者懇談会が、安倍首相に報告書を提出しました(※)。  報告書の中で、「日本は大陸への侵略を拡大した」、「日本は植民地支配を過酷化した」、「国策として日本がアジア解放のために戦ったと主張することは正確ではない」などとする内容が含まれています。  以前から、そうした主張があることは承知していますが、日本の大陸進出は安全保障上の観点が…

7月
29

2015/07/29【真実に基づく新談話を】

 ユネスコの世界文化遺産への登録を目指し、福岡県の「宗像・沖ノ島と関連遺産群」を推薦することが決まりました(※1)。    世界文化遺産への登録を巡っては、今年、登録が決まった「明治日本の産業革命遺産」について、戦時中に朝鮮人労働者が強制動員させられたなどとして、韓国側の反対により登録が難航し、登録の審査が政治利用された経緯があります。    今回の推薦にあたって、他に新潟県の「金を中心とする佐渡…

7月
26

2015/07/26【ドイツの戦後処理を日本に当てはめることができない理由】

 日本の戦後処理を語る際、ドイツを見習えという声を聞きます。 日本とドイツは同じ敗戦国でありながら、日本は中韓などと未だに歴史問題で軋轢が生じている一方で、ドイツは近隣諸国と比較的良好な関係を築いているように見えるからです。    しかし、日本とドイツは状況が全く違うということを理解する必要があります。 確かに、ドイツは謝罪に成功しているように見えますが、ドイツが謝罪しているのは主に「ナチスが行っ…

7月
23

2015/07/24【自虐史観を一掃する戦後70年談話を】

 米サンフランシスコ市議会で、韓国系の団体などが進めている慰安婦像の設置を支持する決議案が審議されており、採択される可能性があると見られています。    これに対し、大阪市の橋下市長は、「旧日本軍だけを取り上げるのだとすればアンフェア」と発言し、決議案の内容を確認し、見解をただす文書を送る方針とのことです(※)。    確かに、戦時下、日本兵を相手にした慰安婦が存在し、その慰安婦の中には自らの意思…

7月
19

2015/07/19【首相新談話ー事実に反してまで謝罪すべきではありません】

 安倍首相が発表するとしている「戦後70年談話」に関し学者ら74人が、先の大戦での「植民地支配と侵略」を認め謝罪するよう声明を発表しました(※1)。    同様に謝罪を求める人の中には、欧米による植民地支配やナチスによる侵略と同様の行為を日本が行ったと確定しているかのような言い方をする人がいます。 しかし、安倍首相自身が過去に語っておられるように、侵略の定義は定まっていません。  それどころか、先…

7月
10

2015/07/10【曖昧な解釈が将来に禍根を残す歴史認識問題】

 「明治日本の産業革命遺産」を世界文化遺産に登録することが決まりました。 当初、韓国政府は、日本が登録申請をしている施設の中に、戦時中、朝鮮人の強制労働が行われていた施設があるとして、各国に反対するよう働きかけていましたが、一転して登録に反対しない運びとなりました。  そもそも、世界文化遺産登録を政治的な駆け引きの道具として利用する韓国の姿勢は問題なのですが、韓国側の反対にもかかわらず登録が決定し…

6月
27

2015/06/28【されど、大東亜戦争の真実】

 日本は東京裁判を受諾したことで、その後のサンフランシスコ講和条約の締結など国際社会への復帰に繋がったとも言えます。    その東京裁判とは、「極東国際軍事裁判」のことで、日本の敗戦後に連合国が、第二次世界大戦中の日本の政治家や軍人などの犯罪行為を裁いたものです。 安倍首相は、先の衆院特別委員会で「我々はポツダム宣言を受諾し、その後の東京裁判の諸判決を受け入れた。それに尽きる」と述べています(※1…

6月
15

2015/06/15【日本人しての誇りを取り戻すために】

 太平洋戦争末期の激戦地であった小笠原諸島の硫黄島で慰霊祭が行われました(※)。 当時、硫黄島が陥落すれば、日本本土までの距離が短縮されB-29による本土爆撃が容易になるばかりか、米軍戦闘機によるB-29の護衛が可能となるため、日本軍の戦闘機による迎撃がより困難になる状況でした。  そのため、日本軍は硫黄島に栗林中将率いる精鋭部隊を配置しており、物量で勝る米軍との戦闘は苛烈なものとなりました。 太…