ユネスコの世界文化遺産への登録を目指し、福岡県の「宗像・沖ノ島と関連遺産群」を推薦することが決まりました(※1)。
世界文化遺産への登録を巡っては、今年、登録が決まった「明治日本の産業革命遺産」について、戦時中に朝鮮人労働者が強制動員させられたなどとして、韓国側の反対により登録が難航し、登録の審査が政治利用された経緯があります。
今回の推薦にあたって、他に新潟県の「金を中心とする佐渡鉱山の遺産群」がありましたが、こちらも同様に朝鮮人労働者が強制動員させられたなどと韓国側から声が上がっていました。
推薦を決めた文化庁は、「政治的、外交的な観点では見ておらず、学術的な立場から候補を決めた」とし、佐渡鉱山の遺産群は推薦に至りませんでした。
しかし、穿った見方をすれば「韓国側から政治利用されることを懸念して揉め事を避けた」とも考えられます。
中韓にこうした歴史問題を政治利用される背景には、歴史問題を曖昧にしてきた歴代日本政府の態度に問題があるのではないでしょうか。
特に、「村山・河野談話」は、虚構の歴史に基づいており、中韓が捏造された歴史を正当化する根拠ともなっています。
ですから、安倍首相が今夏に発表するとしている新談話は、「村山・河野談話」の無効を宣言し、自虐史観を一掃するものでなくてはなりません。
幸福実現党は、「村山・河野談話」の無効を宣言し、自虐史観を一掃する「戦後70年談話」を求める署名提出集会を行います(※2)。
安保法制審議での支持率低下などで、新談話は中韓に阿る色彩が濃くなるのではとの観測もある中で、安倍首相には、署名を真摯に受け止め、将来に禍根を残さないように真実の歴史に基づく談話を発表して頂きたいと思います。
※1:7月28日付NHKニュースhttp://www3.nhk.or.jp/news/html/20150728/k10010169481000.html
※2:7月28日付幸福実現党 新着ニュース「7/31(金)署名提出集会のご案内」http://info.hr-party.jp/2015/4501/