12月
08

2016/12/08【党首討論よりも意味ある報道は何か】

 各マスコミが取り上げている12月7日の政治的な話題は、蓮舫氏が民進党の代表になって初めての党首討論が中心でした。  しかし、討論の内容は、既に国会審議等でなされた議論の繰り返しが中心だったように感じました。 カジノ解禁を含むいわゆるIR法案や、新たな任務として自衛隊に駆け付け警護が付与された件など、既に衆院の委員会などで各党の国会議員が質問した内容を、改めて野党の党首が質問し、それに対し安倍首相…

12月
06

2016/12/07【医療現場にも霊的人生観を】

 病院を訪問する機会があり、高齢のお年寄りが数多く入院する病棟で、何人かの方とお話しをしました。 重い病気の渦中にあって、前向きに生きる患者さんやそのご家族に胸を打たれることもありましたし、深刻な病状に沈鬱な気持ちを隠せず悲嘆にくれる方もいらっしゃいました。  この時、強く感じたのは、やはり霊的人生観の大切さです。 霊的人生観とは、「人間の本質は、神仏によって創られた霊的存在であり、魂である。この…

12月
05

2016/12/05【御演題は“真理への道”】

 韓国の朴槿恵大統領が任期満了を待たずして退任する意向を表明し、一旦は国会での弾劾が遠のいたと見られてみましたが、与野党間の協議次第では再び弾劾されることが濃厚のようです。 韓国国会内の議論はどうあれ、民意は既に朴氏から離れているので、遅かれ早かれ朴氏は再来年2月の任期前に退任することに変わりはないでしょう。  朴氏は大統領に就任した当初、60%近い支持率を続けていました。 特に、韓国国内では外交…

12月
01

2016/12/01【自民も民進も真の農業改革は行えない】

 政府の進める農業改革の柱としてJA全農の改革があります。 そのJA全農改革の具体策の柱として、政府はJA全農に対し、生産資材の販売価格を引き下げるため競争入札の導入などを求める実施計画を決定しました(※)。  確かに、日本農業の生産コストは高く、その要因の一つに農業生産資材が国際水準に比べて高いということがあります。 ですから、むしろ今まで競争入札が導入されていなかったということが驚きです。  …

11月
27

2016/11/27【キューバ革命にみる事実】

 キューバのフィデル・カストロ氏が死去したというニュースが世界を駆け巡りました。 カストロ氏は、キューバ革命を成し遂げた人物であり、現在の社会主義政権国家を樹立した立役者です。  カストロ氏はカリスマ的人物であり、現在ではあまり悪く言う報道は少ないように思えます。 むしろ、90歳と言う高齢もあってか、好意的な報道も目立っていました。 特に、左翼系の考え方を待つ人々からは、長年の米国の経済制裁に抗し…

11月
26

2016/11/26【今の年金制度改革法案では不十分】

 年金制度改革法案が衆院厚生労働委員会で、民進党や共産党などが反対し混乱のする中で、与党などの賛成対数で可決しました。  現行の年金制度は、加入者が増え続けることを前提に制度設計されたもので、抜本的な制度改革を行わなければ破綻すると言われています。 今回の法案では、マクロスライド方式の強化や賃金の減額に合わせた支給水準の減額などを行い、政府としては将来の「年金水準確保法案」としていますが、抜本改革…

11月
18

2016/11/18【通信内容が中国に監視されている!?】

 中国企業が開発したファームウエアが組み込まれた格安スマホが、利用者に無断で個人情報などを収集し、中国に送信していたとのことです(※)。 ファームウエアとはスマホを制御するソフトウエアのことで、被害の実態は不明ですが、相当数の格安スマホに問題のファームウエアが組み込まれているようです。 中国企業に限らず販売や営業活動に利用するために、企業が個人情報を収集することは良くありますが、それが利用者の承諾…

11月
13

2016/11/14【交通事故による死者ゼロを目指して】

 連日、高齢者ドライバーによる痛ましい交通事故が起きています。 12日には都内で歩行者2人がひかれて亡くなっていますし、同じ日に山形県で店舗に車が突っ込んで3人がけがをしています。  事故原因は調査中とのことですが、最新の安全デバイスが装備されていれば、あるいは防げた事故もあったかもしれません。  しかし、人間が主体となって運転する以上は、人為的なミスによる事故をゼロにすることは困難です。 そこで…

11月
12

2016/11/12【COP22こそ慎重に審議すべきでは】

 政府はTPP協定の今国会での承認を急いでいますが、最大の経済規模を誇る米国のトランプ次期大統領が選挙戦でTPPからの離脱を訴えていたため、野党などからは日本が承認を急ぐ必要はないとして安倍政権を批判しています。  この野党側の論理を使えば、世界最大の温室効果ガス排出国の一つである米国のトランプ次期大統領が選挙戦でCOP22(パリ協定)からの脱退を訴えていたため、日本は批准を急ぐ必要が無いというこ…

11月
10

2016/11/11【敬けんなキリスト教徒であるペンス次期副大統領】

 過激な言動で物議を醸したトランプ氏が、大統領選で勝利した要因の一つに、副大統領候補のマイク・ペンス氏の存在があるのではないでしょか。    トランプ氏は、既存の政治家には無い型破りなところが受けている反面、その型破りなところが欠点と見なされることもあります。 しかし、落ち着いて安定した印象のペンス氏がトランプ氏のそばに付いていると思えば、有権者は安心してトランプ氏を支持できたとも言えます。  ペ…