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2017/10/08【バラマキを望む国民にNOと言える政治家はいるか】

 ある政界関係者から聞いた話ですが、「有権者は、千円でも、二千円でも、お金をくれる候補者に投票する」というものです。

 もちろん、お金を渡して投票を依頼する選挙買収という意味ではなく、その候補者が当選したあかつきの政策によって、どれだけ経済的な恩恵を受けられるかということで投票行動が決まるという意味のようです。

 多くの有権者がこうした理由で支持する候補者を決めるとは思いませんが、いわゆるバラマキ、それも実現可能なバラマキ政策を掲げた政党が選挙で勝利する傾向にあることは事実のようです。

 その典型が今の自民党で、財政赤字の解消を掲げて消費税を導入したにもかかわらず、今では財政赤字が1千兆円以上にも膨れ上がっています。
これは紛れもなく自民党政権によるバラマキ政策の産物です。

 この財政赤字のツケは、結局、将来の私たち国民が払わされることになることを忘れてはなりません。
そろそろ私たち国民は、政治家を見るための厳しい目を持つべきです。

 国による支援は本当に必要としている人に留めて、全体としては自助努力を促して豊かになる道を指し示すのが政治の理想ではないでしょうか。

 今回の選挙戦では、各党の公約が出揃いましたが、どの政党も多かれ少なかれバラマキ的な政策が並んでいます。

 バラマキ政策は、結局のところ合法的な買収とも言われます。
バラマキ政策を掲げる政治家も問題ですが、もしも、バラマキを望む国民もいたとしたら、そうした国民にNOと言える政治家が今の国会にいるでしょうか。

 私たちは、勇断できる政治家を選ばなければなりません。

【参考】:大川隆法著『危機のリーダーシップ いま問われる政治家の資質と信念』幸福の科学出版http://www.irhpress.co.jp/products/detail.php?product_id=1928&utm_source=IRHweb&utm_medium=TOPbanner