8月
08

2017/08/09【オスプレイに関するフェイクニュース!?】

 オーストラリア沿岸で、在沖縄の米海兵隊所属のオスプレイ1機が事故に遭遇し、乗員26名のうち3名の米兵が死亡しました。
お亡くなりになられた方々のご冥福を心よりお祈り致します。

 詳細な事故原因は公表されていないものの、左翼系マスコミを中心に今回の事故を「墜落」として報道しています。
しかし、乗員26名のうち23名が助かっていることを踏まえれば、昨年12月の沖縄での事故と同様に「不時着水」が現実に近いと考えられ、少なくとも報道機関であれば、事故原因が明らかになっていない段階では「事故」と報道すべきではないでしょうか。

 こうした左翼系マスコミの姿勢は、ことさらにオスプレイの危険性を煽り立て、配備撤回運動を盛り上げたいという思惑が感じられます。
このようなマスコミの偏向報道により、基地周辺の住民の中には、オスプレイの飛行を一段と不安に感じている方もおられるようです。

 しかし、事故率を見ると、オスプレイ以上に確率が高い機種は存在します。
にもかかわらず、オスプレイの事故だけがセンセーショナルに報じられている現状があります。

 しかも、軍用機事故は、基地での離着陸時以外の訓練中の事故も多く、今回の事故も発着艦の際に揚陸艦に接触したとの報道もあります。
軍用機は、有事に備え過酷な訓練に臨んでいるということを理解する必要があり、基地での通常の離発着を必要以上に不安視する必要はないのではないでしょうか。

 在沖縄のオスプレイは、沖縄をはじめとした日本の防衛に重要な役割を担っているだけでなく、東アジア・オセアニア全体の安全保障の一翼も担っており、不可欠な存在です。

 そのオスプレイに関する日本の報道の中には、「フェイクニュース」まがいのものもあるということを認識する必要があります。