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2015/12/28【歴史の捏造に記憶遺産が利用されている】

 戦時中、日本はユダヤ人を保護した実績があります。
映画化されたということもあって、駐リトアニアの外交官だった杉原千畝が、日本政府の意向に反して独断で命のビザを発給したとする話が有名ですが、実際には、大陸に駐屯していた日本の関東軍もユダヤ人保護に協力していました。

 例えば、A級戦犯となった東条英機をヒトラーと同様の独裁者としてレッテルを貼りたい人からすると信じ難い話かもしれませんが、東条英機が関東軍の指令だった当時、ユダヤ人の亡命を助け、そのことでナチスドイツから抗議されましたが、人道上の配慮だとして抗議を受け入れませんでした。
東条英機は、まさにヒトラーとは真逆のことをしていたのです。

 しかし、幸福実現党によると、こうした関東軍のユダヤ人保護のうち、樋口季一郎少将などが2万7千人を超すユダヤ人難民を、上海の日本人居留区にあった無国籍難民隔離区で保護したことを、中国はあたかも自国の功績であるかのようにして世界記憶遺産に申請する動きがあるとのことです(※)。

 先に南京大虐殺とされる捏造資料が世界記憶遺産に登録されてしまいましたが、ユネスコの不透明な登録審査過程が是正されないまま、再び中国による歴史の捏造がまかり通るような事態になることは避けなければなりません。
世界記憶遺産での中国の動きに対して警鐘を鳴らす信頼できる情報を提供しているのは幸福実現党だけのように見えます。

※:12月26日付幸福実現党HRPニュースファイル「日本軍のユダヤ難民保護を中国がユネスコ申請へ」http://hrp-newsfile.jp/2015/2552/