12月
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2014/12/04【正しい歴史教育の必要性】

 多くの場合、戦争の裏では慰安婦と言われるような女性が存在することは事実であり、自らの意思に反してそうした立場におかれた人にはたいへん気の毒に思います。
その慰安婦について、「従軍」という言葉が付くと、軍や政府が組織的かつ強制的に慰安婦を集め従わせたという意味になります。

 この従軍慰安婦について、韓国は20万人以上存在したと主張し、日本国内でも左翼勢力を中心にそうした主張に同調する動きがあります。
実際、学校教育の現場でも従軍慰安婦が存在したかのような教育が行われているところが数多くあります。

 
 しかし、従軍慰安婦について、日本政府は旧日本軍による強制性を示す証拠は見つかっていないとの立場です。
あまり報道されていませんが、過日、こうした日本政府の主張を裏付ける米政府の調査結果が報告されました(※1)。
米政府が8年をかけて行った慰安婦問題調査で、「女性の組織的な奴隷化」の主張を裏づける米側の政府・軍の文書は一点も発見されなかったとのことです。

 このように、従軍慰安婦なる問題は、韓国や左翼勢力による日本や日本人を貶める為の作り話であることが明らかになっています。
にもかかわらず、教育現場で正しい歴史観を教えないということは、子供たちが自らの国に対し誤った認識を持つことに繋がります。

 これでは、自分の国に誇りを持てませんし、何よりも国のために貢献したいという気概が湧いてきません。
「愛国心」というと左翼勢力などは批判的に使いますが、本来、愛国心とは尊いものであり、世界のスタンダードでもあります。
国民が自分の国を愛せないのならば、その国は衰退していくのみです。

 幸福実現党が掲げる教育改革には、日本人としての愛国心が持てる歴史教育を行い、自虐史観を排した正しい歴史認識に基づく教科書づくりを促す旨が含まれています(※2)。
幸福実現党による、文部科学省改革、教育の自由化・学校制度改革、教員改革、いじめ対策の強化、宗教教育による徳育の充実などとともに、歴史教育についても期待したいと思います。

※1:11月27日付産経新聞http://www.sankei.com/world/news/141127/wor1411270003-n1.html
※2:幸福実現党2014年主要政策「教育改革」http://hr-party.jp/policy/education/