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2014/09/09【昭和天皇の“徳”の高さ】

『昭和天皇実録』が9月9日に公開されました。

この実録は、昭和天皇の日々の動静や関わった出来事などについて書かれた公式な記録集で、歴代天皇の中で昭和天皇が最長とのことです。

 

昭和天皇については、中韓を中心に、積極的に侵略戦争を統帥した極悪非道の人物とのレッテルを貼る動きがありますが、既存の歴史資料と同様に、今回の実録からもそうしたレッテルとは程遠い人物像が浮かび上がってきます。

 

例えば、開戦の方針が事実上決まった昭和16年9月6日の御前会議の前日、昭和天皇が戦争準備よりも外交による解決を優先すべきだとして閣議決定の修正を求めたことが記されています(※1)。

また、終戦時、天皇は、(中略)股肱(ここう)の軍人から武器を取り上げ、臣下を戦争責任者として引き渡すことは忍びなきも、大局上三国干渉時の明治天皇の御決断の例に倣い、人民を破局より救い、世界人類の幸福のために外務大臣案にてポツダム宣言を受諾することを決心した旨を仰せになるとあります(※2)。

更に、戦後、GHQのマッカーサー元帥との会見では、昭和天皇が「この戦争については、自分としては極力これを避けたい考えでありましたが、戦争となるの結果を見ましたことは自分の最も遺憾とする所であります」という発言が記されています(※1)。

 

昭和天皇は、戦後、戦争責任を事実上問われなかったものの大戦に関して大きな責任を感じておられ、ヒットラーやムッソリーニとは異なり、やはり徳の高い人物であったことが分かります。
中韓は、歴史を捏造することにより日本を貶めようとしていますが、そうした動きに対しては歴史的事実を示すことで打ち返していくことが必要です。

※1:9月9日付NHKニュースhttp://www3.nhk.or.jp/news/html/20140909/k10014451991000.html
※2:同産経新聞http://sankei.jp.msn.com/life/news/140909/imp14090912100017-n1.htm
参考:『保守の正義とは何か』幸福の科学出版http://www.irhpress.co.jp/products/detail.php?product_id=69
参考:大川隆法著『明治天皇・昭和天皇の霊言 日本国民への憂国のメッセージ』幸福の科学出版 http://www.irhpress.co.jp/products/detail.php?product_id=108
参考:大川隆法著『東條英機、「大東亜戦争の真実」を語る』幸福の科学出版http://www.irhpress.co.jp/products/detail.php?product_id=955