8月
25

2014/08/25【健康被害が起きないことが裏付けられた】

 福島県が行っている原発事故後の子供の甲状腺がんの検査で、甲状腺がん及びその疑いとされる子供の割合は0.03%と、放射能の影響が見られないという結果が報告されました(※)。

 甲状腺がんは一定量の放射性ヨウ素により引き起こされることがありますが、今回の検査結果から、予てから専門家が指摘する通り、福島第一原発の事故で飛散した放射性ヨウ素によって健康被害は起きないということが裏付けられた格好です。
原発事故発生直後は、飛散した放射性ヨウ素の影響で多くの子供たちに甲状腺がんが発生するかのような報道が目立ちましたが、心配する必要が無かったことが分かります。

 昨年発表された世界保健機関の報告でも、福島の住民にがんが増加する可能性は低いとされており、むしろ他の健康要因よりも心理的な影響の方が重大かもしれないとしています。

 不安を煽るような一部のマスコミの報道により風評被害が助長され、福島県の多くの方が健康不安にさいなまれたのですから、今回発表された検査結果をきちんと報道し、不安を取り除く努力をすべきではないでしょうか。
福島第一原発で飛散した放射能による健康被害の不安を煽ることで、原発再稼動反対の世論を喚起するようなことがあってはなりません。

※:8月25日付産経新聞http://sankei.jp.msn.com/affairs/news/140825/dst14082508530001-n1.htm