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2014/08/26【安全保障担当相は誰が適任か】

 安倍首相は、9月3日に内閣改造を行う考えを示しました(※)。
第二次安倍内閣発足後、1年8カ月以上にも渡って大臣などの更迭劇が無かったことから、近年ではまれに見る安定政権と言えるかもしれません。

 今回の内閣改造では、石破幹事長の処遇が注目されています。
安倍首相は、次期国会で集団的自衛権など安全保障にも力を入れる方針を示していますが、安全保障に見識の深い石破氏を新たに創設する予定の安全保障法制の担当相に充てたい意向です。

 しかし、石破氏本人は、担当相への就任を固辞し幹事長を続投したい意向を示しています。
人事前に自らの希望を公にする石破氏の態度に疑問を感じないわけではませんが、日本を取り巻く環境を鑑みるに、やはり、日本の為ということであれば、安倍首相同様に、石破氏には担当相に就任して頂きたいものだと考えます。

 なぜならば、集団的自衛権の行使容認の問題では、各種世論調査で容認反対の世論も根強いため、担当相に就任すれば、矢面に立たされることになりますが、しかし、極東情勢を鑑みれば、日本の安全保障環境を整えることは喫緊の課題ですから、ここは貧乏くじなどと思ってはおられないとは思いますが、石破氏に一肌脱いで頂きたいと考える次第です。

 本来ならば、先見性の高さから既に5年前から安全保障の重要性を訴えてきた幸福実現党の政治家の中から担当相を出すことが理想なのですが、9月の時点でそれが叶わないません。
石破氏の国会答弁には定評がありますから、是非とも、石破氏の手腕に期待したいと思う人は多いのではないでしょうか。

※:8月26日付読売新聞http://www.yomiuri.co.jp/politics/20140826-OYT1T50083.html