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2014/05/29【消費税8%で総じて景気にプラスなし。ならば、やはり減税で経済の活性化を】

消費税が8%に増税されてから2ヶ月が経とうとしています。

「駆け込み需要の反動で売り上げが落ちた」、「売り上げの減少は想定の範囲内」、「売り上げに大きな変化はない」など様々な声が聞かれますが、総じて景気にプラスの影響が出ていないことだけは明らかのようです。

そんな中で、今年の元日からスタートした少額投資非課税制度(NISA:ニーサ)の口座開設数が伸びています。

NISAとは、年間100万円以内の投資について、一人一口座限定で非課税となる制度のことです。

そのNISAが421万口座を越え、総買い付け額が6,080億円に上っているとのことです(※)。

NISAの導入で個人が比較的簡単に投資をはじめられるため、日本の家計の金融資産1,500兆円の過半を占めると言われる貯蓄を投資に回すことで、日本経済を活性化させる効果が期待されています。

「植福」とういう言葉がありますように、未来に価値を生むものへの投資は「善」であるという考え方があります。

例えばですが、NISAは減税が経済を活性化させる好例ではないとも考えられます。

結局、安倍政権の成長戦略は実を結んでいない状態ですので、これ以上の景気の落ち込みを避けるためにも、来年予定されている消費税率10%への増税は回避して頂きたいと思います。

※:5月28日付産経新聞http://sankei.jp.msn.com/economy/news/140528/fnc14052817520008-n1.htm