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2014/04/01【中国の焦りの表れか】

欧州を歴訪している中国の習近平国家主席は、ドイツでの講演で日中戦争当時の南京事件について、「日本は30万人以上を虐殺した」と述べました(※)。

習主席は、日本が残虐な国家であったことを世界に印象付けたい思惑があるようですが、中国が主張する「30万人以上が犠牲となった南京大虐殺」には根拠がありません

例えば、当時の南京市の人口は約20万人ですし、仮に虐殺が行われていたとしても、そこに周囲から人々が流入することなど有り得ません。

また、当時、南京市には外国の記者も複数いましたが、そのほとんどが虐殺を目撃していませんし、虐殺があったと証言した記者も、伝聞に過ぎず、コミンテルンの影響下にあった人物と言われています。

更に、虐殺は日本軍が南京入城後の約1週間で行われたとしていますが、当時の日本兵の標準的な装備は、連射ができない歩兵銃と少量の手榴弾ですので、そのような短期間で、原爆なみの殺りくは物理的に行えないことがわかります

極めつけは、30万人以上が犠牲となったと言いながら、そうした遺骨はどこからも見つかっていません。

このように中国が主張する南京大虐殺は、容易に論破可能であり、明らかにねつ造と言えるものです。

それにもかかわらず、それをあえて第三国で持ち出すということは、何か狡猾な戦略があるのでしょうか。

それとも、中国指導部の焦りの表れなのでしょうか。

いずれにせよ日本は、中国の主張の矛盾を淡々と世界に発信していく必要があります。

※:3月39日付読売新聞http://www.yomiuri.co.jp/world/20140329-OYT1T00168.html