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2014/01/30【ますます内向きの米国は頼りになるのだろうか】

毎年、年初に行われる米大統領の一般教書演説には世界中から注目が集まります。

今年は28日に、オバマ大統領が一般教書演説を行いましたが、その内容の多くが内政に関するものでした。

特に気になったのは、外交に関するもので、透明性を確保しないまま急速な軍事拡張を続ける中国や、北朝鮮の核の脅威についての言及が無かったことです。

この点について米共和党のルビオ上院議員は、「(オバマ大統領はアジア重視の)体裁を取り繕っただけだ」と述べています(※)。

全米共和党顧問でもある幸福実現党の饗庭直道調査局長によれば、ルビオ氏は、共和党の中で次期大統領候補の一人といわれており、中国問題の深刻さを理解している人物とのことです。

そのルビオ氏の発言だけに的を射ていると言えます。

オバマ大統領のもと、米国は世界の警察官の地位を後退させつつあります。

オバマ大統領は、アフガニスタンでのテロとの戦いでは米軍の撤退を最優先とするような戦略を取っていますし、シリア内戦でも介入を避け民主化勢力を見殺しにしたような状態です。

中国の脅威にさらされている我が国は、このまま米国を本当に当てにできるのか心配になります。

やはり自主防衛力を強化することはますます重要になっていることが分かります。

それとともに、米国は共和党に政権を取ってもらいたいと改めて思います。

※:1月29日付産経新聞http://sankei.jp.msn.com/world/news/140129/amr14012922430017-n1.htm