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2014/01/13【教科書でウソを教えてはならない】

昨年、日本による統治時代の韓国にとってプラスの側面も記載した韓国の高校歴史教科書が検定に合格しましたが、その後、韓国国内の左翼系の団体などの圧力により、その教科書の採用を決めいていた学校が次々と採用を撤回する事態となっています(※)。

教科書を執筆したのは韓国の保守系の学者などで、教科書では、日韓併合時代に、教育制度、金融制度、多くのインフラが整えられたことを紹介しています。

また、韓国独自のハングルが広がったことや、身分制度が廃止されたことなども記載されています。

今まで韓国内でこうした歴史的事実が教えられてこなかったことは、いかに偏った歴史教育が行われていたのかを示していると同時に、子供の頃から反日的な思想が擦り込まれ、日韓友好を妨げる温床になっていることを示しているのではないでしょうか。

一方、日本では、韓国とは対照的に自国を蔑むような自虐的な歴史教育が行われてきました。

韓国が主張する従軍慰安婦では、日本政府の調査でも証拠が見つかりませんでしたし、南京大虐殺は学術的にも既に無かったことが明らかにされています。

それにもかかわらず、日本の教科書では、そうしたことなどを教科書に載せて子供たちに教えてきました。

その結果、日本では、自国に誇りを持てず、国を守る気概が薄い人間が世に送り出されてしまいました。

しかし、昨年になりようやく日本の教科書検定の基準が見直されることが決まり、通説的な見解がない場合、特定の事柄や見解だけを強調せず、バランスよく記述することや、政府の統一見解や確定判決がある場合、それらに基づいた記述を取り上げることが盛り込まれる見通しとなりました。

教科書でウソを教えることは、結局は将来に禍根を残すことに繋がります。

日本では、本来の歴史教育に戻るための一歩が踏み出されましたし、韓国でも、偏った歴史観を是正する勇気が必要ではないでしょうか。

※:1月11日付産経新聞http://sankei.jp.msn.com/world/news/140111/kor14011107320003-n1.htm